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2020年03月29日17:25

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週末は……

 週末、土曜は、とりあえず外出自粛要請に応じて、1日中、部屋で大人しくしていた。

 日曜は、さすがに映画に行きたい……と言うか、平日には観られないのだから、週末に行くしかない。有用有急だ。
 幸いな事に、シネマジャック&ベティは上映を継続しているので、午後、映画を観に行く。

 しかし、横浜駅は何とも妙な感じた。
 高島屋もジョイナスも、ダイヤモンド地下街も臨時休業でまるで深夜みたい。
 ただ、そんな中でもドラッグストアのみは通常営業……まぁ、確かにドラッグストアだけは「休む理由がない」か。

 今日は、日ノ出町で電車を降り、大岡川沿いを歩いてシネマジャック&ベティに向かったのだが……
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 ……まぁ、この天気だし、状況が状況だ。
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 大岡川の桜祭りは中止だよね、勿論。

 映画は、
 「わたしは分断を許さない」
 これは、フリージャーナリストの堀潤が、世界の様々な社会課題の現場で深まる“分断”の真相に迫るドキュメンタリー。

 映画は、デモ活動で戦う香港の若者や、福島第一原発事故により避難を強いられた住民、日本に保護を求めたものの難民申請が受理されないクルド人難民、カンボジアへの中国進出、ヨルダンのシリア人難民キャンプ……と、世界中の人々の生の声を取材する堀潤の姿を通して、この世界と人々を分け隔てるものを描いて行く……

 この映画だけど、恐らく予備知識なしには、読み解く事は難しいのではないか?
 自分は、堀潤の活動内容を知っており、これまでも記事や談話を見聞きしているので飲み込めたが、内容が盛り沢山に過ぎ、初見では情報を整理するだけでも大変ではないか、と思う。
 また、日頃、思い入れ過多で尚且つ、喋り過ぎの傾向が気になる堀潤だけに、そんな部分が押しつけられたら堪らないな、と危惧していたのだが、映画としてはちょっと引いた感じになっており、取材対象を前面に出す作りには好感が持てた。

 堀潤の言う「大きな主語からは真実は見えない」……昨今、ネットでも目立つ「みんな」とか「我々」とか「我が国」と言う“大きな主語”では真実を語れず、当事者が、ひとりの人間として思う事が真実、と言うのには確かに一理ある。
 ただ、映画としては、多くの当事者が登場して、その思う所を語るのみとなり、どうにもまとまらない印象を受けた。

 また、「分断」を語るのに、正にその「分断」が大きな問題となっている欧米の現状を取材していないのは物足りないし、今回取り上げたものの中でも、カンボジアの現状など、さらっと紹介しただけになっているのも気になる。
 確かに、「大きな主語からは真実は見えない」とした以上、個人の様々な思いをすくい上げる事を重視した、と言うのは判るし、その現実を観て、真実を知った時に、「わたし」がどう思うかが問われる作品だと言う事も判るけれど、映画としては堀潤も「わたし」はどう思うのかを語ってまとめてもよかったんじゃないだろうか。
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