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2018年06月03日23:06

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週末の映画

 週末は映画4本。

 土曜は、
 「OVER DRIVE」。
 ラリー選手権に挑む兄弟の姿を描くドラマ。
 日本で、ラリーが人気のモータースポーツになり、公道SSを含むラリー選手権が開催されていたら・・・と言うifに基づくドラマ。
 実際のラリー競技の映像を多用、それを大スクリーンで観るだけでも迫力があるが、しかも、ロボットによるVFXで、日本の公道でのラリー競技を描いている。
 その中でも首都高をSSにする、と言う映像はスゴい迫力。正面に首都高の側壁が見えるドリフト走行のオンボードカメラ映像など、「あり得ない」シーンには思わず鳥肌が立つ。
 物語は、ある事をきっかけに壊れた兄弟の絆を取り戻す、と言うのを軸にラリー選手権制覇と重ねて描くものなのだが・・・ドライバーである弟の「走る」理由が、思い人に振り向いて貰う為、と言う陳腐なドラマには失望した――ただ、「走る」事、「スピード」を求める事に、そんな理由など要らない・・・ただ、走りたいから走るんだ、と言う事を判っていない、と言うのにはがっかりだ。
 だが、最終戦でのクラッシュで水没したクルマを「すぐ直してやる」と言う兄、そして
クラッシュで負傷しながらも「アニキがクルマ直したんなら、オレは走るんだよ」と言う弟の絆の復活には思わず涙が出た。
 (尚、水没車の復活についてはWRCで実例があるので不可能ではない)
 また、ここで兄弟の絆の再生を描くのであれば、最後、来シーズン、WRCに挑戦する弟が、兄貴をWRCにも連れていかないといけないだろう。
 まぁ、内容についてはあれこれ言いたい事もあるけれど、なかなか見応えのある映画でしたが、封切り日だと言うのに劇場はガラガラ――まぁ、今時、カーアクション映画などやってもやっぱ客は入らないだろうなぁ・・・

 日曜、1本目は、
 「家族はつらいよ 3」。
 これは、山田洋次監督による喜劇「家族はつらいよ」シリーズ第3弾。
 巨匠によるお馴染みの人情喜劇だが、綺麗な日本語を使っているのには感心するが、若い世代は今時こんなしゃべり方をしないだろう・・・蒼井優より若い俳優が喋る台詞にあまりにもリアリティがないのが気になる・・・

 尚、映画内容的に高齢者が多く・・・おばさん方はTV観ているノリで映画上映中もお喋りが止まらない。
 まぁ、お笑いシーンではどっと受けたりするノリのよさもあって、これはこれで楽しい雰囲気ではあるのだけどね。

 2本目は、
 「ファントム・スレッド」。
 これは、名優、ダニエル・デイ・=ルイス主演の異色のラブストーリーで、これが彼の引退作となる、と言うことらしい。
 監督はPTA。
 内容としては「女は怖い」と言う事に尽きるね、こりゃ・・・かつての「魔女」とは
こう言う事をする女の事だったんだろうなぁ・・・

 3本目は、
 「50回目のファーストキス」。
 これは、アメリカ映画「50回目のファースト・キス」をリメイクしたラブストーリー。
 主演は、山田孝之と長澤まさみ。
 まぁ、長澤まさみが出てなきゃ観に行かない種類の映画だが・・・これは予想外に楽しめた。
 勿論、長澤まさみは、いかにも彼女らしい、華美に飾らない、素朴な魅力を見せていてよかったのだけど、勿論、そこまでは予想の範囲内。
 オリジナルでは海洋生物学者だった設定を天文学者に変え、ロマンチックさを増した映像もよかったのだが、予想外だったのは、そのコメディ要素。
 佐藤二朗、ムロツヨシと言った役者を揃えただけではなく、主演のふたりまでもが隙あらばギャグを突っ込んで来ると言う・・・それも時にすべり気味のくだらないギャグの連打で、いくら「ラブコメ」と言っても、その“コメディ”ってのはこうしたもんじゃないだろう・・・と思って、エンドロールで監督を確認したら・・・福田雄一か、それじゃ仕方ない。納得。

 あと、これは映画には関係ないけど、隣席の女性の体臭とそれを消す為の香水の臭いがキツくて・・・何だか気分悪くなってしまった。(今でも胃の辺りがムカムカする)
 まぁ、そう言う事もあろうかと活性炭式脱臭マスクは用意しているのだけど、今日は持って行くのを忘れてしまったのだ。失敗。 
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