土曜日は、映画2本。
1本目は「美しい星」。
これは三島由紀夫異色SFを映画化したもの。
原作の核戦争による人類滅亡の危機を、地球温暖化に改変したので。ちょっと危機感は薄れたように思うけど、“日常的にある嘘”と“信じがたい真実”を織り交ぜて描く、現実と言うものの認識、そして近代科学文明批判を盛り込んだ内容には見るべきものがあり、特に終盤の対決シーンはなかなかの見物だ。
また、最近、「劣化した」と酷評される橋本愛の見せる、“周囲から浮くくらいの美貌”にも納得。
2本目は「ちょっと今から仕事やめてくる」。
この映画、ネット掲示板のスレッドタイトルのような題名だけど、これがなかなかの社会派。
ブラック企業の中で人間性をすり減らしていく若者たちの姿には現実味があるし、そこから抜け出すために、
「仕事やめていいんだ」
と言う選択肢を示す内容は確かに悪くない。
惜しかったのは、エピローグはいささか説明的で長く、くどく感じられた事と、最後の選択。
異国の子供たちを救うよりも、自分たちの同僚を含めた、日本社会の為に何かするようにして欲しかったな、と。
日曜は、午前中、CBRでひとっ走り。
午後は、バイクいじりするつもりだったけど、暑かったのでイジるのはそこそこで切り上げ、今度はCBでひとっ走り。
その後、夕方からブルク13で「光」。
これは、今年のカンヌのコンペティション部門に出品された河瀬直美監督の新作で、視覚障害をテーマにした映画。
これも見応えのある映画だったが、前作「あん」ほどのインパクトはなかったなぁ・・・
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