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2016年06月06日01:06

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日曜は……

 朝起きると雨。
 昨日、大人しくしていたせいで、身体は軽いが熱計って見るとまだ37℃……でも、チケットも買ってしまっているので映画を観に行くのだ。

 で、雨も上がった所で出掛けた所、最寄り駅で、トヨタの作業䧧を来たお年寄りから、
 「夜勤明けご苦労様です!アイシン精機の××さんではないですか?」
 と声をかけられる……って、症状進んでいるよなぁ。これはそろそろ1人で出歩かせちゃマズいレベルなんでないかい?

 本日の映画、1本目は「ロイヤル・ナイト」。
 これは、1945年5月、欧州戦勝日のロンドンにお忍びで出掛けたエリザベス&マーガレットの2人の王女の過ごす夜を描いた映画。
 史実に基づいた、リアル「ローマの休日」と言った所か……
 終盤、エリザベス王女が、共にドタバタ騒ぎの夜を過ごした若い空軍兵士に、
 「自分もパリに行きたい。カフェでのんびりと過ごして、エッフェル塔にも登って、シャンゼリゼ通りを散策して……」
 と語るのだけど、エリザベスにはそれが叶わぬ夢だと言う事が判っていて、それを言っているんだなぁ、と悟った瞬間に涙してしまった。
 だって、王位継承権1位のエリザベスにとって(実際、この数年後には女王になる)、「自由」なんてのは、もう金輪際ないのだから……

 「ロイヤル・ナイト」の後、あまり時間がなかったので、1階のフードコートでカオマンガイを食べ、映画館に逆戻り、本日2本目は「植物図鑑」。
 これは、有川浩の同題小説を映画化したもの。
 最近流行の若い女性向けの恋愛映画だけど、よくある少女漫画の映画化ではなく、原作は有川浩だし、映画自体も多少は時間をかけて作られているようだ。
 それで観る事にしたのだけど……やはり、館内は若い女性客でいっぱい。
 ほぼ満席の状況で、封切り早々、席ガラガラだった「デットプール」とは大違い。
 (話変わるけど、「デッドプール」も、意外にもピュアな恋愛映画だったけどね)
 しかし……女ってのは何で次々に菓子食いながら携帯見ながら映画観ているんだろう……器用なもんだ。
 
 さて、映画の方は、完全に女性向け。男目線だと、高畑充希の顔アップはともかく、岩田剛典の笑顔のアップと言うのは重なると勘弁して欲しい……
 また、原作のイメージからすると、ヒロインのさやかを演じるのに、高畑充希はさすがに子供っぽ過ぎる。
 実際、拾った男をそのまま“飼う”なんてのは、同棲経験もあって、それなりに対処出来る年齢の女性でないと対応出来ないだろうし、原作もそんな感じだった筈。むしろ、樹よりも年上のお姉さんでよかったくらいで、これはミスキャストだなぁ、と。飾らず、質素でズボラ、と言うさやかの性格的にも長沢まさみが演じればぴったりだったのになぁ、と思ってしまった。(松竹映画なので、長沢まさみは起用しようがないのですが)
 また、さやかの職場がパワハラ・セクハラの横行するブラック企業、客もセクハラ・パワハラの変態客ばかりと言う耐え難い環境で、それ故に、恋愛にヒロインを逃避させる映画の作りもまた嫌らしく、気になった所です。
 (そう言えば、有川浩作品の映画化である「レインツリーの国」も、ヒロインは障碍者と言う事で差別を受け、レイプ未遂にあっても取り合って貰えない、と言う酷い扱いを受けて、恋愛に逃げ込む、と言う酷い描写をしていましたが……)
 他にも、エクザイルのメンバーからほぼ顔だけで選ばれた岩田剛典の演技がマズいとか、終盤でぐだぐだになる(のは原作もそうか……)展開とか、あちこち気になる部分だらけではあったけど、でも、終盤の展開で思わず泣かされてしまったのですから……有川浩、やっぱりこの人の力量は半端じゃないわ、とあらためて思わされました。

 映画の後、大急ぎで家まで戻って、現在の日曜の楽しみ、「僕のヒーローアカデミア」。
 (勿論、録画もしてあるのだけど、早く観たい!)
 今回は、梅雨ちゃん活躍の回。
 残すはあと3回になってしまったヒロアカだけど、次回も楽しみ。
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