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2021年06月23日07:54

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舞台の支度のことなど


浴衣、帯、手ぬぐいは、主催者の松竹側から貸与となり、股引き、足袋、時代を反映してのマスクは個人用に用意されました。
しかし、これらを見につけるのが一苦労。

股引き、半たことも呼ばれるものは、初めて履くので、その身に着け方を知りません。
そして、浴衣の着こなし方も、きれいに見せる注意があり、最後に帯の「片ばさみ」で結びことも教わらないとできません。普段は蝶結びにしていますから。
さらに、頭に被る手ぬぐいは「けんか被り」と呼ばれる、ちょんまげを隠すように盛り上がった縛り方は、普通に見られる「けんか被り」と異なり、床山さんがいないと、つまり1人では支度ができないのです。
他の地元の出演者は、祭りで神輿を担ぐ集団の方なので、慣れていますので、1人で置いて行かれる感じでした。

そして、控室の入り口のホワイトボードには日程、注意点が張り出されるなど、楽屋らしい雰囲気でした。

さて、実際の踊る場面は、決まっているのはおおよその立ち位置のみ、あとは比較的自由で、年に一度のお祭りで大騒ぎをする若い衆という設定なので、踊らず、大騒ぎをしていてもいいという。ただ、私は通し稽古のときは下手と呼ばれる側にいたのが、本番の舞台では上手側に回ることになり、条件が全く違うのでした。
床が勘九郎さんが被った水で濡れているところに、演じる勘九郎さんが近づくので当たってはいけない。
そして、踊りを一斉に止めてのストップモーションに入るタイミングは下手側から出るので、上手では見ることができず、音を聞くだけが頼りになるのでした。

昨日公演は終わりました。千秋楽のみカーテンコールにも出させていただき、今日は約2週間ぶりのお休みです。

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