この間、後輩が遊びに来ました。
彼は、人との交際が嫌で、だから就職はおろかバイトすらしていません。生活資金は老母の年金。
美味しいものを食わせようと思ったら、なんと、一日一食です。もう飯は食べたということでした。三鷹から茗荷谷までチャリで来ています。
「交通費、ください」の一言だって言える仲なのに…言われたら喜んで大目に払いましたのに。手土産すら持ち、律義な奴です。
細かい字を読んでいろいろ話す場面があったのですが、
やはり、目(視力)が弱っていました。ウ〜ン。
糖尿や白内障ではないのですから、栄養失調ですか。
寿命が50年の時代なら、年齢的に彼は死に向かっている(willではなくgoing to die)状態です.
だから、栄養が足りないなどの状態になったら、あっという間に、目や歯など、あるいは肝臓などが侵されるのでしょう。
人生は50年。だから、人体のパーツも,
少しずつガタが来て50年前後で使い物にならなくなる耐用年数なのでしょう。
今の人が50年以上生きるのは、栄養、温度、快楽のおかげでしょう。
後輩も栄養以外は恵まれています。特にフィルムと各国語の書物(全く無駄に、語学力抜群)は、精神の滋味になっているはずです。
飯塚が受ける禁錮刑は、強制労働がない懲役です。エアコンがありません。コンクリートの建物です。夏はサウナで冬は冷蔵庫でしょう。
病気になれば医療刑務所に移してくれるでしょうが、「寒いから眠れない。何とかしてくれ」では何もしてくれません。
飯も問題です。
中国人が「日本人は栄養失調だ」といいます。あれが一理あるのは、「食品成分交換表」に従って食事をしても、ストレスは取れないというところ。うまいモノを腹いっぱい食べる、あるいは、工夫をするという観点がないからです。
飯の話になると長くなりますが、近所の土木の現場に働いている若者が、昼飯の時に、コーラとペヤングソース焼きそばのメガ盛りを食べています。
栄養は悲惨でしょうが、好物を思いっきり食べるから、そういう観点では元気になると思います。
中に入っていた人の手記によると、週一回の映画鑑賞も、下らないチャンバラ劇やメロドラマだそうです。飯塚が「オレは、ヴィスコンティ監督の映画を見たい」と訴えても通らないでしょう。
もちろん、孫とも会えません。
彼は獄死して罪を償うつもりでしょうし、かなりの確率で獄死するでしょう。自業自得といえば、その通りです。
飯塚にも重大な責任がありますが、交通政策の無策も大きな原因です。
改めて、亡くなられたお二人のご冥福をお祈りします。
池袋暴走「過失反省」コメント
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6700138
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