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2020年02月13日09:51

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安否確認だけすればいいです。

私の住む地区の周囲、散歩コースは、地勢の起伏があります。

丘と丘の間の場所は、日当たりも悪く、古いアパートが並んでいます。雨が吹き溜り、昔は水が出たところ。つまり、都心の便利なところにあっても、高級住宅地化しません。

では、マンション化はどうかというと、所有者の異なる個々のせまい地所の集合体です。たとえば、30軒が同時に土地を手放すことなどないので、マンション化しません。その30軒を買収するなり嫌がらせするなり、酷い場合は放火したりダンプを「特攻」させるなどして土地をまとめようとしたのが、かつての地上げです。
もう、バブルは崩壊し、そんなことは割に合わなくなりました。

昨日は、旅行が趣味の人と話しましたが、鬼怒川にしてもどこにしても、コンクリートのホテルは、廃れます。30年もたったら、だれも宿泊しないレベルになります。だから、マンションはだめだということですが、そういう建物が建つにも限界があり、代々住んでいる東京の古層のようなものが残っているというところが好きです。

住民もそういうところだと偏りがありません。
老人たち。住むには非常に便利なところですから、息子たちの世代も孫を連れて帰ってきます。
バランスがとれているから、他人のことは無関心であり、たとえば、近所の奥さんの化粧が濃いなどという、チェックを互いにしません。記念館がたつような有名文化人もチラホラと住んでいます。だから、東大を出た人が学歴を振り回すような滑稽なことにはなりません。

歳をとったせいか、下らない人とかかわりになりたくなりました。仕事上の接点があるならともかく、話を持ちかけもしないのに、過度に上から目線の人は、嫌です。車好きの人の無邪気な車自慢といったものならいいのですが。中には、私に、尼子経久とはどういう人物だったかを講釈する人もいました。「1550年ごろの雲州の情勢については、論文があります」といったら、急に黙り込みました。言いたいことがあるなら、黙ることもないのに。
ご近所ではそういうことは一切ありません。

老いは、明日は我が身です。
現役後の身の振り方は、参考になる場合が多いです。何かしらの仕事が続く人は、恵まれています。

一人暮らしの人もいます。
典型的には、70年代のハーモニカアパートに住んでいる人。散歩コースの先にあるのですが、建て替えの機会を逸して、噂によると区が生活保護者向けに一括して借り上げたとのことです。

貧しい若者はいても、三日に一度しか風呂に入らない若者はいません。銭湯は500円もしますから、風呂なしの物件は、一般向けには成立しないからです。

ただし、どういう人もお年寄りは、他人に無関心です。モノがわかってくると、そうならざるを得ないでしょうね。
そういう人が、「孤独死」という言葉を聞くと、おせっかいに感じるのではないでしょうか。考えてみれば、他人の死に方です。あれこれ指図がましいことは言えないと思いますが。

しばらく前に異臭がしました。ところが、異臭というよりは、ご飯を乳酸菌発酵させたようないい匂いです。
一週間くらいたったら、ロールが張られ、お巡りさんがいっぱいいました。
事故物件ということになったのでしょうか。建て替えられましたが、ぼくは、その死臭に、全くいやな感じがしませんでした。

これが、自然です。
人がひとりで死ぬのも、自然でしょう。そりゃあ、朝から晩まで忙しそうなおじいさん、おばあさんと手をつないで散歩するおじいさんなどと比較すると、そういう一人暮らしはかわいそうだということになるかもしれないですが、他人と比較するのが人生ではないはずです。

しかし、それでは、隣室の人など周りが困りますから、三日に一度、安否確認をするべきでしょう。



「勝手に孤独って呼ぶのは失礼」 「孤独死」という表現に疑問を呈するツイートが話題に
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=5969904
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