近大マグロ。卒業証書つきです。
持続可能なの漁業という観点でも、素晴らしいものですが、食べてみてこんなに美味しいとは思いませんでした。
銀座の超高級寿司屋の味です。
赤身がうまい!
マグロは、幼魚のときは素手で触るだけで死に、生き餌しか食わないと言われるほどのデリケートな魚ですが、
近大によると、徹底した観察が完全養殖に成功した勝因だとのことです。
この観察は道なき道を進むようなもの。マニュアルではもちろん解決しません。むしろ、生き餌でないがマグロが食べるものを開発するなど、マニュアルに挑戦する姿勢の徹底です。
こういうところが日本人の良さです。
だから、
予習シリーズ的な、中学入試の塾に通えば通うほど、
インターネットをやればやるほど、
学歴などの権威主義になればなるほど、
自分の持つ長所を捨て去ることになります。
教育を論じる人ほ、
日本人の長所や、今までの素晴らしい達成は何かを考えるべきです。その分析から始まらないことには、今までのように、思いつきの連鎖でしかありません。
知恵袋で、高校生向けの必読書を募集したことがあります。
勉強の素晴らしさを謳ったような、完全に、決定的にズレたものか、
「この素晴らしい話を読ませたい」という、思いつきでしかないものしか集まりませんでした。
また、
英語重視のカリキュラムも大いに疑問です。
近大水産学研究所も、成果はリーダー的研究者が一人で挙げたものではなく、網の形や潮目について、職人的な人が指摘したアドバイスのお陰でもあると思います。
今、日本に必要なのは、近大の教授も必要ですが、感性豊かな近大の技師やマグロ漁師や網作り職人や仲卸でしょう。
胃カメラにしても、豆電球のフィラメントを手巻きする職人さんなど多くの無名の庶民の力を結集してなったものです。
エリートではない人の感受性を研ぎ澄ますことが必要です。
進学校でも、一番手のエリートになる人は、一年に数人いればいい程度です。それなのに「国際社会で活躍云々」は、おかしいと思いますね。
まあ、全力で必死に、アメリカの利益のために日本を破壊する安倍のこと。
近大の技術を無償で公開せよと、いつ何時、言い出さないとも限りませんが、我々はこういう特性を磨いて生きるしかありませんね。
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