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2020年02月01日08:28

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店と従業員が悪い。

「お客さまは神さまです」
これは、三波春夫のセリフです。
もちろん、法律で決まっていることでも何でもありません。
「オイ、『お客さまは神さま』だろう!」と変な客が言って来たら、「神さまとは、どういう意味でしょうか」「野暮なようですが。お客さまは契約相手です」などと答えればいいだけです。そうして、客を納得させるしかありません。納得させるのは、精神の問題ではありません。あくまでも、技量の問題です。

では、三波春夫はどういうつもりで、「お客さまは神さまです」と言ったかというと、
https://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html
の下の方にあるような、自分の芸が結実する場として、「神さま」と述べたものだとわかります。

それは、どんな商売でもそうでしょう。
たとえば、ラーメン屋で、客が「うまい」と言ってくれたとします。「うまい」と言ったのは、その、どこにでもいる客ではなく、客の背景にある、肉の流通システムやら入手できる香辛料やら、家賃を上乗せして営業するラーメン一杯の価格相場など、現代のシステムが「うまい」と言ったと考えられます。
そういうものを背負っている存在として、「お客さまは神さま」です。
つまり、三波春夫は、何ら、特殊なことを述べたわけではありません。

ちなみに、三波春夫は、浪曲歌手として格式があり、シベリア抑留時代に捕虜仲間に芸を見せたり、共に演劇を作ったりして芸を磨いた人です。だから、単なる、紅白歌合戦出場の男性流行歌手という以上に重んじられる人です。

解釈がまちがっている上に、「客に、神さまに対するように接しろ」とは、どう考えても無理があります。
どうせ、ワイドショーの出演者などが、三波春夫の言葉だと言って、適当なことを言いふらしたのでしょうから、
「接客正常化協会」などというものを作り、加入証のステッカーでも貼って対抗するのがいいでしょうね。

たまに、クレーマーがクレームを付けているところを見かけます。
みると、老舗ではなく、アルバイトが接客しているような店ですね。老舗は、ニコニコして腰が低くても、隙がありません。
しかも、クレームを付けられるアルバイトにしても、応援団のようなアルバイトではないです。弱そうなやつです。

他の不法行為と同じく、弱そうなヤツを狙います。
また、そういうクレーマーは、周りから相手にされていない人が多いでしょう。そいつから悪い噂が広がり、店の評判が下がるということはないでしょう。

「汚客に苦しむ」とは、店員さんご本人の技量の問題ではないでしょうか?
あるいは、企業の方針がおかしいということです。
また、末端の店員さんが、考えが浅はかなアフォな経営者の犠牲になっているともいえます。
物理の問題が解けませんという話と同じだと思います。
こういうのが記事になる方が、私には怖いです。

むしろ記事にするべきは、クレーマーの異常な心理でしょう。
本当に「お客さまは神さま」なら、セクハラだってなんだってやり放題でしょう。まさか、自分は、(拝めて絶対服従するべき)お客さまだと信じている人はいないでしょうね。
本当に信じていないにもかかわらず、信じているふりをして、弱い者いじめをするとは、旧日本軍の部下イジメと同じです、というより、一般に日本的イジメに広く当てはまります。
ここは研究するべき領域だと思いますね。


■“汚客”に苦しむベテラン販売員の本音トーク! 本当に「お客さまは神さま」なのか
(週刊女性PRIME - 01月31日 08:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=5955793
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