松沢病院レベルの妄想は、どこから来るか。。

いささか真面目に。
杉田水脈は、
https://www.sankei.com/premium/news/160702/prm1607020006-n5.html
にあるように、

コミンテルンは、息を吹き返しつつあり、
日本の保育園で、
家庭を崩壊させる洗脳教育をしてる。

と言ってます。

１　コミンテルンは、1943年１月に解散している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%B3
少なくとも、コミンフォルムの間違いではないか。妄想にしても知識がなさすぎる。
息を吹き返しつつあるというなら、
指導者名と住所（本拠地の場所）を明らかにしてほしい。

２　日本共産党は、戦中に崩壊する。後は、５０年以降、スターリン主義も毛沢東主義も、「極左冒険主義」「暴力革命」として否定している。

３　「うちの子が保育園で、変なこと教わって困っている。」という話は、聞いたことがない。保母さんでも、「変なことを教えるように強制されている」と訴えている話は、聞いたことがない。

４　ポスト７０年安保以降の学生運動は、青山学院大ですらかたまった人数がいた。しかし、女子大も保育系も皆無です。
保育系の人は、政治知識は関心がないのでほとんどなく、共産党というのがやっとわかる程度の人がほとんどです。

まあ、都立松沢病院のレベルだということは、以前も、お話した通りです。
都立松沢病院とは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E7%AB%8B%E6%9D%BE%E6%B2%A2%E7%97%85%E9%99%A2

「平氏が息を吹き返し、日本人に復讐しようとしている。」
「南朝の生き残りが、水道に毒を入れた」
…

などと主張するのと同レベルです。

いつに時代にも、変な人はいます。
問題は、こういうのを公認した自民党の責任。
また、こういうののコラムを取り上げる、産経新聞。
こういうとんでもないことがあるにも関わらず、「野次は野党も飛ばす」などとして野党を誹謗する、根性がひん曲がった有権者です。

とりあえず、
「何かをしている気になってしまう」というのが問題です。
知識がどうしようもなく偏っていても、ネットに書いていると、天下国家のために何かしている気分になる。ここが問題。

それは、親の金で贅沢しているだけの人が、「オレはスタイリストだ」「オレはグルメ評論家だ」などと思い込むようなものです。

背景には、こいつら、電波右翼（杉田はネット右翼と違い、松沢病院レベル。こう呼びます。）の生き残りを許す有権者の、深刻な孤立の問題があります。

何せ、結論を先に立てて、それに肉を付けるだけ。
結論が否定されることはありませんし、盗賊　田母神　の電波論文のように、荒唐無稽なウソが書いてある素材には、事欠きません。

どんなにリアルで他人に相手にされないヤツも、それで自足できます。
（リアルで他人に相手にされないヤツは、何かをやっているふりをします。いや、引きこもりにならない限り、何か素晴らしいことをやっているふりをしないと生きていけません。そのうち、資金がない素寒貧でもどんなアフォでもできるのは、宗教と政治です。だからネットにかじりついているのでしょうね。）


■夫婦別姓ヤジ、杉田議員は取材拒否　自民は特定に応ぜず
(朝日新聞デジタル - 01月23日 20:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5946546