今日は、都内某所に法話を聞きに行きました。
ある経についての、住職の公式な見解が聞きたかったです。それは、平凡なものでしたが、前に座っている二十代の女性二人が、周りの人にニコニコしていて、なんだか、久しぶりの感覚でした。
昭和四十年代から、女性や子どもは誘拐などを避けるために、見知らぬ人と親しげにしてはいけないという流れになっています。『サザエさん』の古いものをみたら一目瞭然です。吉展ちゃん事件以来ですね。
今日の彼女たちは水っぽく、普通のOLさんと違う印象でしたですが、ニッコリしたからといって、特別な魂胆はなさそうです。
途中で気が付きました。下町だからです。下町の寺院で周りの人とにこやかに接する。いい感じですね。
逆は、ウィークリーマンションの階段で、昔、経験しました。そこには、マルチ系の人が入っているらしいですが、
いきなり、他人のネクタイを引っ張って、「ス、テ、キ ♡」。こんなのに引っかかるほど持てないわけもありませんし、洞察力がないわけでもありません。
笑顔は、他人を幸せにする。平凡なことを再認識しました。
また、数日前に、パソコンのサポート(第二弾)に行きました。
一応、有料のサポートに入っていただきましたが、
「電線」「画面」「テレビの絵」「豆電球」「電電公社」「合言葉」…ですから、説明のしようがないということ。
ごもっともです。
楽しんでもらった方がいいから、私も初心者ですが、超初心者が喜ぶことをしようと(笑)
(壁紙で右クリックしてファイルホールダーを作ったら)
「今、何をやったんだ!」
(後で)
「アイツは、電電公社の了解も貰わず、目の前で、パソコンを改造した。大した名手だ」
もちろん、操作しただけです。
「原稿を書いて保存しようとすると、合言葉を入れろと言われる」
みると、×を押すと、クラウドが出てきます。
雲のマークの意味を丁重に説明しました。
この雲のマークは、イメージに合っています。
イメージは難しいですね。。
たとえば、エレベーターのドアの操作を「開」「閉」で表さず、へんなイコンにしたのは、完全に失敗です。
入っているものを全てご覧になりたい…とおっしゃったので、エクスプローラーを開きました。
先生は、相当英語ができるはずです(漢文は世界で数人レベル。中国語は外務省官僚以上。英語は準一級くらいでしょうか)が、
「何で、エクスプローラーというんだ。」
とご質問があり、ごもっとも。返す言葉がありません。
前から言ってますが、日本の一番の得意分野は、「気を利かす」ということ。この一番の得意分野からの排除が行われています。
そのうちに、日本人そのものが気が利かなくなったとも言えます。
江戸時代の文献をみると、
三度会った人には声を掛けるほど、江戸庶民は気さくで、
庶民さえ宅配便を使っていたほど、流通が発達してました。気が利いていたのです。
「美しい日本」などという抽象的なことではなく、こういうものこそ、復活が望まれます。
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