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2019年12月05日09:07

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なぜ、「オス猫になってメスを襲った夢」が、心中に引っかかっていたのか…

猫になってメスを襲う夢を見た話は、もう致しました。
「禁煙薬の副作用」ということの他に、
「人間は、生まれてくる子のことを考えるから、気楽じゃないんだよな。」などと考えました。

実際に、生態的に猫のオスは扶養の義務がないかのようです。
飼ったことがある人はわかると思います。
メスが子猫を産んでも、柄が揃うことはありません。

それもそのはずです。
発情期にたくさんの雄と交尾して、精子を体内の袋の中に貯めておいて、それを少しずつ使って子猫を産むそうです。
だから、生まれた子猫は三つ子や四つ子の兄弟なのに、父が違うのは当たり前です。

だから、養わなくてOKです。ここがニホンオオカミなどと違う点です。
(逆に、血統のつながりを猫が意識したら、面白いですね。
彼女が、三匹子どもを産んで、おっぱいをやっている。
「左から二番目の、キジトラは毛並みから考えて、我が息子だ。さすがに、利口そうだ。それに引き換え、右端の鯖のアフォな顏はどうだ。アイツと同じ毛並みじゃないか…」
などと考えるわけです(笑)

人は我が子を養わなくてはいけないから、夫婦関係がありますし、それも、全くの純愛とはいきません。
何年か前に話しましたが、全くの純愛は、夭折した同僚。子どもまで作ったのに、葬式のときに奥さんは初めて、彼の職や出身大学、友人関係を知ったそうです。。

そういう恋は出来ません。
相手の身上を判断するということは、収入や社会的地位にこだわることと、必ずしもイコールではないでしょう。相手をただ知りたい。。本当にそれだけの人も多いですが、
しかし、そこに、化石的に、相手を値踏みするという私らの先祖の心理が見え隠れし、文化として張り付いています。

まあ、必要悪でしょうが、その必要悪が一般にうまくいっているかというと、ノーです。

たとえば、学会で一緒のS先生から、
「牡蠣のいいのや、白貝など、奥さんの好物が入っているから、一緒にどう?」
というメールがありました。いつもSさんと飲む寿司屋に、家内を連れて行って、三人で愉快な食事をとりました。
それだけの話ですが、後で、家内が「私、Sさんになぜか好かれているね」といいます。変な意味ではありません。なぜでしょうか。

そこで、はたと膝を打ちました。
今や、礼儀正しい受け応えや折り屈みができる人は、ほぼほぼ、いません。

夫の同僚(Sさんは、友人かつ同僚ですが)に対してすら。
たとえば、昔は、夫婦一緒に外出している同僚にバッタリ逢ったとき、(ぼくとは初対面の)奥さんから「いつも主人がお世話になっております」といわれました。ほとんど全ての奥さんがそうです。今は、キチンと挨拶できる人は、半分いるか…というところです。
ハッキリとメリットがあるとわかるときに、キャバ嬢のようにベタベタするか、それとも、路上でナンパにあったときのように、無視するか。。(しかし、メリットがあるかどうかは、夫本人だってわからないわけです。ましてこのケースでは、ぼくが何者かわからないわけです。頭が正常なら、気持ちよく挨拶するべきでしょう。この愚かしさや浅はかさには、呆れるほかありません。)

だから、家内のようにごく普通に応対する人でも、Sさんはうれしいのでしょうね。

「人間は動物と違って社会性を身に着けた…」などという人がいますが、その社会性とやらがとても怪しくなっていると思います。

夢に話を戻します。
夢の中だから、自然にメスと関係を持つことが出来た。メスも同じでしょう。猫だったからです。
では、人間は、リアルな世界では、人間だから社会的にふるまえるかというと、そうではありません。

それだけ社会が悪くなっているのでしょうね…

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