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2019年08月15日09:41

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愛とお金にまつわる誤解について。

先日、友人と友人の一人娘と食事をしました。
彼女は真面目な性格で、ライターになりたいとのことでした。そこそこ難しい大学を出ていて、よく勉強しています。
ルポやドキュメントを作るのではなく、コラムを書きたいというので、反対しました。「天声人語」「余禄」などのつまらなさは、また、述べる機会があると思いますが、そのときに頭に浮かんだコラムは、このコラムのようなものだったからです。

まあ、何という幼稚なコラムでしょうか。。

愛は、抱くものではなく、育むものです。
赤ちゃんの取り違え事件を考えればわかりますが、自分が我が子だと思って育てたら、我が子になります。自分のDNAが入っているかどうかは、あまり、関係がありません。社会的に我が子であれば、当然、我が子としての愛情を注ぎます。
同様に、男女も、男女関係になったら恋人です。
どうしても愛情を注げない相手もあるでしょうが、愛情はあらかじめ存在するものではありません。

愛はお金で買えるのではなく、結婚はお金で買えるかもしれない…ということでしょう。
そして、その後に愛情が育まれるということでしょうね。
後で愛情を育むのであれば、結婚の動機が相手の収入や地位であっても、それは、その人の勝手だと思います。

そう考えないと、
昔、本土と満州で行われた、写真見合いにうまくいったケースが多いこと
(見合い写真の交換だけで輿入れをした)
の説明がつきません。

むしろ、万人を愛せる可能性という優れて倫理的なものが、そこにあると思います。

「この世でたった一人の大切な人」というのは、実態と異なります。
教師などの特殊な職業の人ではなく、普通の人の場合、自分と現実的な年齢差の人で、アプローチ可能な人(たとえば、男性であれば、二つ年上から、五つ年下などで、電車の車両で乗り合わせた人などを除く)は、せいぜい二百人程度ではないでしょうか。

そして、非常に悪くいうと「たった一人の人」が、生活体験ではなく、まだ付き合う前の恋愛感情から来るとしたら、自分の感性の特権化ということになります。

お金。
前にも言いましたが、お金は人から取るもの。
やむを得ません。
私も人から取っています。

ただ、それに対する価値づけが問題です。

上場企業の総合職であって、FXをやっている…という姿が、偶像化されている、カッコいいものであるかのように語られている、これは、非常にマズい…と思うのは、私だけでしょうか。

FXが悪いと言っているのではありません。
知人にTさんという人がいて、申し込み証拠金が何百万単位(ということは、取引金額は数億円でしょうか?)の商品先物取引をしています。
彼は、家が競売に掛けられたかと思えば、でっかいベンツの新車を買ったり…ということを繰り返していて、「Tちゃんに、今度、おごってもらおう。」「いや、乞食になったら、缶酎ハイでも差し入れる。」と、仲間の格好の酒の摘みになっています。そういう、少年の冒険譚のような、笑い話になるものとは、質が違うと思います。

以前、ネコと違って、なぜ、人間は不幸せなのか…と考えたことがあります。未来を想像する力があるからだ(老後を心配する、息子の成績の悪さを嘆く…)とも思いましたが、

それは、多分に、
他者の間違った解説が横行している…
ということでもあるでしょうね。



「愛もお金で買える」と断言できる理由
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=5748258
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