今の子どもは、どうかわかりません。
しかし、昔の特撮番組を見る子は、大人の仕掛けをじっくり見てやろうという感覚がありました。
子どもは意外とモノがよくわかっていると思います。
ウルトラマンの背中には、うっすらとファスナーのあとが浮き出ていました。
子ども心にも、中に入っている人は、大変だと思いました。
ウルトラマンの怪獣との格闘は、柔道のような技が、ほとんど。
何故、最初からスペシウム光線を使わないのでしょうか(笑)
ウルトラセブンの、アンヌ隊員。
そんな名前の隊員がいると思えませんし、いたら、ウルトラ警備隊の隊員であり一般職ではないですから、今で言うリケジョ。
あんな鈍臭い可愛らしい顔で、太った身体ではないでしょう。偏見ですが、彼女のイメージは、数学が出来ないから短大の保育科に進んだ、保母さんです。お父さんから妙に人気があり、すぐに寿退職しそうな(笑)
ですから、
後年、彼女がヌードになったとき、友達は誰も問題にしません。
騒いだのは、ヨチヨチ歩きの時にアンヌ隊員をみた我々ではなく、高校生なのに、ウルトラセブンを見ていた人でしょう。
ただ、大人の世界とつながる要素もありました。
公害や金権主義などの、不都合なものが結晶して、怪獣に化身すると、宇宙から地球に紛れ込んでいる、ヒーローが助けに来る…というのは、いかにも日本的ではありませんか!
都合が良すぎます(笑)
ある友達は、大学に入ってから、
ウルトラセブンが、怪獣と格闘し、怪獣に組み伏せられているシーンを見て、見ていけないものを見た感覚に襲われた…と言っていて、オレもそうだ、お前もか! と、盛り上がったことがありました。あまり関係ないですが、理科大の寮に転がり込んでいたときでした、
思い出せば出すほど、ぼくらは、真剣にウルトラマンや、ウルトラセブンを見ていました。
大人は、それがわからないでしょう。
子どもだから特撮が好きだで終わると思います。私の親もそうでした。
今の子どもが、何を見ているか、甚だ興味がありますが、多分、すでに大人になってしまったぼくらには、わからないでしょうね。
■懐かしの特撮ヒーロ―にハマる子が続出 「グッズが無い!」「プレミア化で高額に…」親たちの苦悩
(AERA dot. - 05月05日 16:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5607494
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