mixiユーザー(id:12410478)

2019年02月13日09:36

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修業年限主義と、日本的人間関係と。

もちろん、修業年限主義
(たとえば、外国で教育を受けた人は、どんなに合理的な教育を受けても、12年間学んでいないと、大学入学資格が与えられない。引っかかる人は高認を受ける)
は、まちがいですし、現に柔軟に運用されています。たとえば、難病にかかった小学生は、一度も授業に出なくても上の学年に進級できるなどです。

私や私の周りの人間も、「飛び級があった方が自分は伸びた」と考える人が多いです。
たとえば、数学。小中学校時代は、何も勉強しなくても出来た。
ところが、高校に入ってから急に難しくなった。もう少し進度を早め、難しいところを早く勉強したらマスターできたかもしれないのに…
国語も、中三であんなに簡単な文をダラダラと読ませ、わずか三年後に『源氏物語』をやらせるなど、無茶苦茶です。

では、もっと柔軟に運用して、飛び級を認めていいかというと…
事実として、飛び級は失敗しています。
https://search.yahoo.co.jp/search;_ylt=A7YWOTA7X2NcpDIAMxap_AF8?p=%E9%A3%9B%E3%81%B3%E7%B4%9A+%E5%8D%83%E8%91%89%E5%A4%A7%E5%AD%A6&fr=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=6&oq=%E9%A3%9B%E3%81%B3%E7%B4%9A&at=s&aa=&ai=cMl5BLFvR8KRmijUeEJx9A&ts=12037&mfb=2141_71x

該当者の一人一人をどうのこうのというつもりは、全くありませんが、
飛び級を戦後始めたのは、千葉大ですが、追随する大学が少なく、
その後も、普通のコースで大学に入学したケースと大差がない、少なくとも飛び級したからこそ道が開けたとはいえないからです。

ところが、
戦前は飛び級がありました。
有名な、団藤重光(東大教授であり最高裁判事)は、小学校と中学校を飛び級しています。
また、陸士などは、旧制中学4年修了で入った人も、卒業してから入った人もいます。

戦後、絶無ではないにしても、飛び級がなくなったのは、日本的な平等主義のためでしょうね。

どうも、戦前と人間関係が変わったように思います。
戦前の人は、年齢の違いなどの背景に寛容だったのではないでしょうか。

現在の医学部専用予備校にも同じような寛容さがあります。
37歳の理学修士もいれば18歳もいます。
金持ちの子弟しか入れませんが、親御さんの収入は、2000万〜十億以上と、「貧富の差」があります。最も貧しいのは、間違いなく、講師ですが(笑)
18歳は22,3歳以上の人に「山田さん」などと、敬称を付けますが、同じ仲間です。もちろん18が合格し、27が落ちることがあります。

そういう関係が戦前には一般的だったと思います。

なぜ、最近は対人関係がタコつぼ化したか。。
興味深い問題ですから、暇なときに考えてみたいと思います。

学年・時間割なしの授業研究へ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5495189
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