この学生たちが二十代を代表するとは、考えられません。
また、言っていることにも、全く同意できません。
「能力もないのに天下国家を論じるなんて…」という趣旨の日記を拝見しましたが、私の意見はそれに近いですね。
何も、「何を偉そうに…」という感情的な反発だけではありません。
確かに一時的には、地方交付税の節約になるでしょうが、
イ 森林と水田が支えている、日本の環境はどうなるか。
ロ 切り捨てられた自治体は、老人の比率が今以上に高まる。「死ね」と言えない以上、その福祉はどうやって担うのか。
ハ 内需は縮小する。
何よりも、「老化する日本」の原因について、考えていないと思います。
少子高齢化に決まっているではありませんか。
福祉の切り捨て、子育て費用の高騰、待機児童…
背景には政府の無策があります。
そして、
田舎に親を残して東京でマンションを買い、共働きをする…
というライフスタイルにこそ問題があります。
現状では、この大学生たちのいう政策をとったら、少子化にもっと拍車がかかり、老人への福祉も破綻すると思いますが。
話は変わりますが、
財界は移民歓迎だと聞きます。
ここでいう財界とは、重役のこと。
重役は、数年間業績を挙げて、後はバイバイで構わない人たちです。
だから、日本人の雇用が縮小して、市場が縮小し日本経済が不振になっても構わないわけです。
定年間近の支店長が、改革に消極的なのと同じです。
今の世の中は、長期的なビジョンが建てられないシステムですね。
早い話が大学入試。「受ければこっちのもの」ですから、自分の人生に何が必要かを考えるゆとりがありません。
この大学生たちも、長期的な視点で、波及効果を考えながら物事を見るという知的な習慣を身に付けられなかったのでしょう。
社会全体が、
短期的な利害に引きずられず、正論が述べられるようになるような構造を考えなければいけないと思います。
私は、政治学も経営学も素人ですから、具体的にどうするべきかは、わかりませんが。
■老化する日本「能力低い自治体は切り捨てる」20代の危機感 「全部残すのは無理」「守らない方が合理的」
(ウィズニュース - 02月09日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=5491342
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