定年延長は、歓迎するべきですが。。

考えをバラバラに箇条書きにします。

１　一方で、リストラを認めているから、画に描いた餅ではないか。

２　リストラなき時代の終身雇用制は、生涯の働きを分割して賃金として与える制度だと思う。
今の賃金体系は、昔の終身雇用制の変奏バージョンでしかないと思う。

仮に、完全に能力主義であったら、
ａ　３０代ぐらいの働きのよい人に、２０００万以上の高給を与えなければならないでしょう。
ｂ　そうすると、上級の管理職の給与をどう考えるかという問題があります。
たとえば、理系企業の研究所で言うと、
甲　三十代の実働部隊で研究開発の仕事がよくできる人
乙　五十代の一線を退いた、部課長
甲に４０００万払い、乙には６００万しかやらない…ということができるとは思えません。
ｃ　職種の評価をどうするかという問題がスルーされたままです。
たとえばバス会社で、大卒の管理職の待遇が、運転手よりもいい…というのは、とてもじゃないがまともとは思えません。

３　若手が育っていないから、定年後も雇用される話をよく聞く。
いろいろな業種で、そういう話を聞きます。
学問（文系）の世界もそうです。
昭和ヒトケタ〜２０年生まれくらいの人に、誰もが頭を垂れるスーパースターが、２０人いるとすると、昭和４０〜５０年代生まれには、３人いるかいないかでしょう。




「一律65歳定年」検討していた
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4615131