【その１（
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1974459565&owner_id=12361808 ）】
【その２（
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1974474116&owner_id=12361808 ）】のつづき
眼内レンズですが、主に３種類あります。
・単焦点レンズ
・２焦点レンズ
・３焦点レンズ
その名の通り、焦点が１つ、２つ、３つとある訳です。
３焦点がいいように思いますが、そう単純ではなく、人それぞれにあったレンスがあるので必ずしも３焦点レンズがいいと言えないのです。
それぞれに特徴があります。
・単焦点レンズ
焦点は１箇所固定となります。当然、その焦点から外れるとぼやけるので、他の距離を見るにはメガネが必要です。
焦点距離は希望の距離に調整してはめてもらえます。
３つのレンズの中で、視野は一番くっきりと鮮明に見えます。
夜のライトがハロー現象が起こり眩しく見えます。
保険が効くので、１割負担で１万５千円ほど、３割負担で５万円ほどですみます。
・２焦点レンズ
焦点は、主に「近距離と遠距離」「中間距離と遠距離」の２種類に分かれます。
近距離とはおよそ30cm、中間距離は60cm、遠距離は5mぐらいの距離です。
光を分けるので、像が若干ぼやけます。
夜のライトがハロー現象が起こり眩しく見えます。
保険が効かないので自費になり45万〜60万かかりますが、任意保険で先進医療特約に入っていると全額戻ってきます。
（※現在、このレンズを先進医療特約で使いまくられて予算が無くなってきているのでいずれ対象外になる予定があるそうです）
・３焦点レンズ
近距離、中間距離、遠距離の３点に焦点が合います。
３つに光が分散するので若干暗くなるのと像が一番ぼやけます。
夜のライトがハロー現象が起こり眩しく見えます。ただし、ミニウェルは眩しく光りません。
保険および先進医療特約外の為、完全自費となり、45万〜60万かかります。
手術で焦点を合わせるのが難しいレンズです。
人間の目は左右でピントが合っている方を脳が知覚するので、この特製を利用して左右で焦点の違うレンズを入れると、それだけ視野が多く見えるので選択によってはメガネが不要となる可能性もあります。
私は、左目に【ミニウェル】という特殊３焦点レンズと右目に【ファインビジョン】という３焦点レンズを希望しました。
ファインビジョンは３焦点の中で一番像がはっきり見える可能性があること、ミニウェルは中間から遠距離までフレキシブルに見える特殊レンズであること。しかもハロー現象が起きない。
パソコン、キーボード、事務仕事、スマホ操作、引き篭もり生活を考えると、私に必要なのは【近距離】と【中間距離】。
遠距離はどうでもよかったので見えればラッキー程度。最悪運転は諦める方向でもよかった。
しかし、【近距離】と【中間距離】を備えてるのは３焦点しかない。100万コースだ。
70歳の引退したじいさまなら、残りの人生も大したことないので単焦点にしたが、まだこれからも仕事をしていかないと行けないので、借金しても３焦点しかありえないと思った。
それに、ゲーム、特にＶＲなんかもできたら楽しみたい。
この選択をすれば、恐らくすべての距離を裸眼で見え、メガネが不要になると思った。
白内障の手術に向けて本格的な診察が始まりました。
そして、衝撃的な事を言われます。
・・・診察中
左目を覗いて・・・
先生「うわっ」
俺「？」
先生「穴が空いてるなあ」
俺「？！」
右目も覗いて・・・
先生「こっちもあるなあ」
俺（え、え、え〜、なに、その怖い発言・・・・）
そして、先生に正式にこう言われます。
「網膜が裂けています。病院を紹介するから、白内障の手術の前に網膜剥離の手術を受けた方がいいと思いますがどうしますか？」
「はっ？」
（いや、え？、何それ？自覚症状とか何も無いけど？ 裂けてるって何？！）
（しかも、手術するかどうか今決めろと？）
予想もしていなかった事にしばし呆然とします。
しかし、手術するしかないのだろうと心の底では理解しています。
納得いくいかない以前に「はい」しかないやんと、承諾しました。
そして２日後、大阪の大きい病院に来ました。
診察で言われたことは
「今週末、手術しようか」
「！！！！！！」
「早いほうがいいだろ」
「１週間ほど入院が必要だから」
（げっ！）
「あ、週末の手術の前に、簡単なレーザーの手術しておいた方がいいからこの後残ってて」
（はっ？）
急展開過ぎます・・・・
【つづく】その４
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