mixiユーザー(id:12290372)

2020年01月23日14:17

71 view

冬の虚数

1月23日(木曜)小雨、寒い。
フォト

何てお天気なんでしょか!
暖冬だからと緩んでたら、冬のソナタならぬ、重く立ち込めた空と凍雨とみぞれが織りなす冬のコンチェルトが始まったなんてねえ…
それも一週間以上続きそうだなんて信じられません。
ここはひとつ、部屋干しの洗濯物に囲まれながら日本海側の皆さんの心情をおもんばかって神妙に暮らしたいと思います。

今朝ほど、愛読してる「ふらんす堂編集日記」で懐かしい語彙に再会しました。
《ーある詩人の論考のなかで「虚数」という語彙がでてくる。
さっそく広辞苑をひいてみた。
i(虚数単位)をi²=−1により定義し、これをも数と考え、bを実数とする時、実数bとiとの積biと実数aとの和a+biを複素数といい、実数でない複素数を虚数という。また、biの形の虚数を純虚数という。
????
さらに訳がわからなくなった。
するとスタッフの緑さんが、実際には存在しない数で、二乗するとマイナスにならないけれど、それをマイナスと考える数のこと、ですよ、みたいなことをさらりと言うので、わたしは思わず緑さんの顔をほれぼれと見てしまった。
『標準国語辞典』では、「二乗した結果が負になる数。」と一行のみ。

この世の中には、「虚数」というものを理解できる人間と理解できない人間がいる、ということを思ったのである。》

うんうんと、懐かしく、「理解できない人間」の高校生であったことを思い出したのであります。
しかあし、自分なりに調べたら「虚数」って"imaginary number" を訳したもんだっていうじゃありませんか!
それならそうと先生、ちゃんと教えてくれれば苦労しないで済んだのになあ。

imaginaryは、【想像(上)の,架空の】って意味だから、「想像してごらん、ほら、空に架かる魔法のような美しい数字のことを。それさえわかれば、今、自分がどこにいるかの有力な手掛かりになるんだから。何よりその数字の単位はiアイ、なんだからね」なんて教えてくれたら、愚かな高校生もへ〜って身を乗り出したかもしれないのに。
まったく、「虚数」だなんてとんでもない訳を考えたヤツは誰だ!出てらっしゃい!!

数学を詩的に表現してくれたら、「ふらんす堂編集日記」のYamaokaさんにもご理解いただけると思うなあ。何しろ、日々、俳句と詩にかかわってらっしゃるわけだから。



3 7

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する