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2020年02月19日00:05

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残念ながら盛り上がりにかける日々のたわごと

どうも。
去年は9分の5だった男。
あおでございますよ。

ついに今年も、この季節がやって来ました。
そう、みんな大好き日本アカデミー賞!!!
イェ〜ャウっ!!!!!!

なんですが。

奇声を上げて頑張っても、ごまかしきれない気ののらなさ(苦笑)
全然気持ちが盛り上がらない!
というのも、ぶっちゃけ、去年の邦画は全体的に微妙だった。
アニメの好調で邦画界としての興行成績は良好だったみたいですが、こと実写映画に関してはあまり芳しい状況ではなかったと思います。
特に、こういった賞に向く様な映画ははっきり不作だった。
もちろんあおさんが観ていない作品は多数ありますし、名を知らない作品の中にも優れた作品はきっとあるでしょう。
でもある程度の知名度があって、且つ、ヒットして作品評価も伴った物というと、残念ながらほとんどなかったというのが実情。
先日には韓国映画の『パラサイト』が本家アカデミー賞で作品賞含む4部門受賞という
快挙を成し遂げました。
その際に洋画党の人に去年の邦画で良かった作品を聞かれましたが、申し訳ないですがコレというモノを答えられなかった!
それぐらい、去年の邦画はパっとしなかった。

そんな訳で、当然ながら日本アカデミー賞のノミネート作も小粒感が強い(苦笑)
一覧を見ても心躍らない。
テンション上がらんわ!
だからといって予想しないという選択肢はないのですが、正直、ちょっと例年より投げやりモード。
申し訳ない!!!

ま、毎回ちょっと気負い過ぎな感じはあったんで、逆に?
これぐらいの方が当たるんじゃね?
とかテキトー言いつつ、今年の予想をしていこうと思います。


【作品賞】

『キングダム』
『新聞記者』
『翔んで埼玉』
『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』
『蜂蜜と遠雷』

まず作品知名度的に『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』はない。
キャストは豪華なんですけどねぇ。
話題性や知名度では『翔んで埼玉』だけど、さすがにちょっと違うでしょう(苦笑)
作品内容的には『蜂蜜と遠雷』が一番こういう賞向きな気がするけど、どうだろう?
実績的な部分で物足りないかな。
社会派作品として異彩を放つ『新聞記者』は、正直アリだと思う。
本家アカデミー賞だとこういう作品が獲ったりするんですよね。
でも、ここは日本(苦笑)
製作会社のラインナップもそこまで強くないし、そんな挑戦的な事はないでしょう。
で、消去法で『キングダム』なんだけど・・・・・・『キングダム』かぁ〜(苦笑)
これこそ賞向きの映画じゃないよなぁ。
でも去年の実写映画での興行収入1位で、作品評価もそんな悪くない。
なにより魅惑の製作陣(笑)
近年のマンガ実写化の象徴的な受賞!となるのかな?
う〜ん、自信ねぇ(苦笑)
※ちなみにマンガの実写化作品では既に『海街diary』が2016年に受賞しています。
でもアレと『キングダム』は同じ実写化でもちょっと違う感じですよね(苦笑)


【アニメーション作品賞】

『空の青さを知る人よ』
『天気の子』
『名探偵コナン 紺青の拳』
『ルパン三世 THE FIRST』
『ONE PIECE STAMPEDE』

ま、どう考えても『天気の子』ですよね(苦笑)
『君の名は。』の時はライバルに『この世界の片隅に』という驚異的な存在がいた為に作品賞を逃しましたが、今回はそこまでの作品もいませんので。
個人的には『空の青さを知る人よ』の受賞もアリなんですが、興行成績的な部分の差が大きすぎる(苦笑)
コナンとルフィは毎度恒例の「ノミネーションに入れときました」だし(苦笑)
製作体制で見れば有力な候補の『ルパン三世 THE FIRST』ですが、それでも『天気の子』を押しのける程ではない。
というか、押しのけたら最早ギャグだろう。
という訳で、まだ細田作品程の信頼感はありませんが、それでも今年は『天気の子』の受賞で間違いないでしょう。


【監督賞】

佐藤信介     『キングダム』
周防正行     『カツベン!』
武内英樹     『翔んで埼玉』
平山秀幸     『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』
藤井道人     『新聞記者』

監督賞と作品賞はセットなんで佐藤監督で。
たまに功労賞的に他の作品の監督にいったりしますが、今回該当しそうな周防監督と平山監督は既に受賞経験ありなので忖度の必要なし。
近年さまざまな実写化作品で物議を醸しつつ頑張ってきた佐藤監督が遂に報われる流れになるのかなって思います(笑)


【脚本賞】

片島章三     『カツベン!』
詩森ろば     『新聞記者』※共同脚本の為3人で1セット
高石明彦     『新聞記者』
藤井道人     『新聞記者』
徳永友一     『翔んで埼玉』
平山秀幸     『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』
三谷幸喜     『記憶にございません!』

意外と作品賞とは関係が薄く、それよりも作品オリジナルの脚本である事が重要視される部門ですね。
作品賞にノミネートすらされなかった作品が獲る事もしばしば。
オリジナル脚本は『カツベン!』と『記憶にございません!』で、『新聞記者』も原作ではなく原案なのでアリかな?
いや、悩むのも面倒なのでナシにしよう(笑)
個人的には三谷さんかな、と。
『カツベン!』と『記憶にございません!』だったら『記憶にございません!』の方が面白かったし(苦笑)
三谷さんの見事な復活におめでとうを贈りましょう!
というか、あのラインナップならなぜ作品賞に『記憶にございません!』が入らなかったのだろうか。
どう考えてもアレとかアレよりはノミネーションに相応しいと思うのですがね(苦笑)



今回はここまでで、個人賞系は次回に。
では、以下先月観た映画の感想2本です。



『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(劇場)

今年の映画始め。
誰もが知るSF映画の金字塔の新作にして、旧三部作、新三部作、続三部作と続いてきた「スカイウォーカー・サーガ」の完結編とされる作品。
もちろんシリーズのメインキャストが続投で、前作公開後になくなったキャリー・フィッシャー演じるレイア姫に関しては未使用映像を使用しての登場。
物語のキーパーソンであっただけに影響は大きかったかと思われますが、とりあえず映像の上では見事なリカバリーを感じさせてくれます。
合掌。
そして、ありがとうございました。
監督は二転三転した挙句、結局は続三部作の1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と同じJ・J・エイブラムス。
シリーズの産みの親であるジョージ・ルーカスはほとんど関わっていないという、なんとも寂しい感じになっています。
それもあって?かは分かりませんが・・・・・・あんな感じかぁ〜(苦笑)
まぁ、ね。
ある程度覚悟はしてたというか、とりあえず見届けるかぐらいのテンションでしたけど。
想像通りというか、残念な感じが強く残る完結になりましたね。
でも、世間の評価は意外と悪くない?
ホントに!?
どうも評価は二分してるらしく、肯定派と酷評派に分かれるらしい(苦笑)
確かに、今確認したら映画サイトの採点とかも、思ったより悪くない?
マジか。
ま、いうてもね、あおさんはそんなに熱心なシリーズファンではないですし。
ぶっちゃけ、ちゃんと観てない作品や観てない作品もありますしね。
あんまりグチャグチャ言うのも違うかと。
という訳で、とりあえず気になったポイントだけサラっと触れる感じでいきましょう。
・パルパティーン、オープニングロールの1行で復活。
それでいいんだ!?
早々に笑ってしまいそうになった(苦笑)
エピソード6でのアナキンの勇姿も霞むスタートでした。
・ローズの出番、激減。
エピソード8ではあれだけ出張っていたのに、本作では完全にモブ。
フィンの恋人的立場まで新キャラに取られ、完全に君はなんだったの状態。
製作側がどう言い訳しても世間の声に負けたのは明白で、エピソード8の失敗の象徴みたいな感じになってしまった。
申し訳ないが、本当にいらないキャラだったと再認識したのでした。
・帝国系の兵器、脆すぎ問題。
相変わらず、バカみたいに簡単に沈む。
というか、なんであんな無抵抗状態?
J・Jのやりすぎる悪いクセか、単純に数を数えられないのか。
明らかに無駄というより不必要に多い数量もあり、カタルシスよりも半笑いを覚える。
色々な意味で「なんでこんなに頭悪いんだろう」と思ったのでした。
・敵の勢力、強過ぎ問題。
散々言ってるレジスタンス(そもそもこの「レジスタンス」という位置づけがおかしい)とファースト・オーダーの戦力差はもちろん、今回はシスの残党も登場。
そして、当然の様にレジスタンスよりも戦力は充実。
お前ら、エピソード6の後になにやってたの?
物語の都合上ある程度は仕方が無いとはいえ、レジスタンスのボンクラさだけが強く印象に残るのでした。
ついでにレイアの後任の人選とかもね、しょうがないとはいえ「なんだかなぁ」と思わざるをえないのでした。
・ベンのしょうもなさ。
中二病全開でこのシリーズを引っ張ってきたカイロ・レンことベンですが、ある意味予定通りの答えへと辿り着きます。
それはいいとして、そのしょうもなくて情けない描写ね。
本当に思春期で拗らせたヤツが反抗期に失敗しての泣きべそ状態。
お前、なんなの(苦笑)
仮にもファースト・オーダーの大将でしょ?
今更そんな事言ってんじゃねぇよ!
ベンの覚悟のなさと、トップとしてあるまじき言動に頭が痛くなるのでした。
・身内感の強まった展開。
元々その傾向はあるシリーズですが、さらに身内のゴタゴタ感が強くなるという。
もうジェダイとその周辺が宇宙に混迷をもたらしてるとしか(苦笑)
もうちょっと開かれた展開や関係性があっても良かったと思いますね。
他にもツッコミたい事は多々あった気がしますが、パッと思いつく大きな事はこの辺り。
ただ思うのは、フィンの立ち位置や扱いから考えても、当初の企画からだいぶ変更が加わったんだろうなという事。
どう考えても『フォースの覚醒』の時はレイとフィンでフラグ立ってたのに、気付けば作品毎に恋人候補が現れるモテ系主人公みたいなキャラクターに(苦笑)
誰得キャラクターだよ!
これは世間の声に敏感なディズニー傘下に入った影響がモロに出た部分だと思いますが、ちゃんと当初の予定通りの展開ならどうなっていたのか。
賛否両論はあったでしょうが、しょうもない展開の粗などは減ったでしょうし、もうちょっと納得のいく締めのシリーズになったのではと思わずにいられません。
・・・・・・8作目から無かった事にして作り直さないかなぁ。
それがシリーズの終わりに辿り着いた感想という、とても残念なフォースの導きになってしまったのでした。



『フォードVSフェラーリ』(劇場)

世界三大モーターレースの一つであるル・マン24時間レース。
そこを舞台として繰り広げられたフォードとフェラーリによる熾烈な争いを、挑戦者であるフォード側から描いた実話ベースの作品。
過去にル・マンで優勝しながらも、病によりドライバーを引退しカーデザイナーとなったキャロル・シェルビーをマット・デイモン。
偏屈な性格が災いし、才能を生かせずに生活に困窮している凄腕ドライバーのケン・マイルズをクリスチャン・ベイルが演じる。
監督は『17歳のカルテ』から『ナイト&デイ』まで様々なジャンルを手掛けるジェームズ・マンゴールドとなっています。
一言で言えば、上質な映画ですね。
胸を熱くするドラマと俳優達の見事な演技。
テンポ良く進み、最後までダレず・飽きさせずな脚本。
150分越えの作品ですが冗長に感じる事など一切なく、引き込まれて観てました。
脚本・演技・演出の3拍子に不足のない、文句なしに良い映画だなと思います。
困難に挑戦するチャレンジャーとしての姿。
個性をぶつけ合いながらも強く結びついていく男の友情。
最近日本でも人気ですが、無理難題を押し付ける「組織」としての企業との対立。
そして、手に汗握るレースシーン。
これだけ揃ってて、面白くない訳がない!
ま、実際は面白い要素が揃っててもつまらない作品は腐る程あるんですが(苦笑)
でも、この作品は見事に一級のエンターテインメントに仕上げてます。
カーレース物ですが、別にそのジャンルに興味がない人でも普通に楽しめるかと。
あえて言うなら、若干、登場人物や人間関係の把握がややこしいかもですね。
物語スタート時の立ち位置や、それぞれの関係性は少し分かり難いかも。
それでもすぐに問題なく観れる様になると思いますけどね。
ちなみに余談ですが、あおさんはマクラーレンって言葉で終盤混乱してました。
だって、どうしてもマクラーレンって聞くと人の名前じゃなくてモータースポーツチームを連想してしまうんですもの!(苦笑)
置いといて。
本当に良く出来た、優等生的な作品だと思いました。
ちょっと上手く纏め過ぎたかなって気もしますが。
そつなくやり過ぎみたいなね(苦笑)
ま、それはあくまで天邪鬼なあおさんの感想で、先日発表されたアカデミー賞で作品賞含む4部門ノミネートで音響編集賞と編集賞を受賞したのも納得の出来栄え。
観客の心を興奮と感動で焦がす作品に仕上がってると思いますよ。



今回はここまで。
予想の後編含む次回は近日中に。
・・・・・・たぶん、おそらく(苦笑)

ではでは〜。




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