ホーム > mixiユーザー(id:12251888) > mixiユーザーの日記一覧 > 世界史B、地図を描け

mixiユーザー(id:12251888)

2019年10月15日21:52

144 view

世界史B、地図を描け

2013年7月31日(火)

尾形勇・川島真・後藤明・桜井由躬雄・福井憲彦・木村凌二・山本秀行・西浜吉晴『世界史B』(東京書籍)を、やっと読了。

(2013年7月31日午後8時30分記)


4 9

コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 21:52
    世界史の教科書って言うと、山川出版社の『詳説世界史』が定番です。
    とにかく細かく、なんでも書いてある。
    その記述内容も、偉い先生方が書いているのだから、間違いはあるまい。
    大学受験で世界史と言えば、「山川詳説世界史」に書いてあることは、憶えなくちゃいけない。
    それ以上はいらない。

    ってくらいです。

    でもね。
    あれは「読んで面白い」というものではないです。
    叙述が平板。
    「山」も「川」もなく平地が続く。
    辞書だか電話帳だかみたい。
    「どうもなあ」です。

    その「山川詳説」とは違った教科書を。
    ということで、他の教科書会社は、さまざまな工夫を凝らしています。
    そのひとつが、この東京書籍版です。
    私は大いに楽しみました。
    叙述が生き生きしている。

    例えば今でも憶えているのは、

    「そこでは、冬雨で生長し春に実をつけ、夏の乾燥で枯れる冬型の植物が生育する。これらの野草のなかでも、異常なほどに大きな実をつける草が発見された。」

    っていう文言。
    これ何かって言うと、

    「麦である」。

    つまり「農耕と牧畜の始まり」を説明しているところです。
    いいじゃあないですか。

    この年の授業では、生徒たちにやたら地図を描かせました。
    授業の時も黒板に描き、それを写させ、自習課題でも「西アジア・北アフリカの地図を描け」とかって出して。
    定期試験でも同じに、「地図を描け」って問題出して配点を大きくした。
    解答用紙にでっかいスペース空けてね。

    と言うのも、地名や人名を暗記したって、それが「どこ」で起きているか。
    図解のイメージ湧いてない生徒が多いのです。
    西アジアってどこのことか、北アフリカってどこか。
    それどころか、アジアとヨーロッパとアフリカが、どうつながっているかとか。
    もうちょっと細かくは。
    地中海ってどこか、イタリア半島って、どんな形をしているか。
    およそのイメージすら持ってない。
    それを何とかしなくちゃならん。

    で、そういうのを理解するには、自分で描いてみるのが一番。
    そして「描けるようにならなくっちゃ」と思わせるには、試験にそのままドンと出すのが一番。
    と思ったわけです。

    「生徒に描かせた地図を採点するのは大変でしょう。
    基準をどう決めるのですか。」
    と言う人がいるけど、案外簡単なのです。
    ここで説明するのはむつかしいですけど。
    生徒の描いた地図を前にすると、具体的に出てくるんです。

    まずは線が一本引いてあれば、それで1点。
    陸地と海の境界をちゃんと描いているから。
    「地中海」と名称が書いてあればそれにもう1点。
    出っ張った半島が描いてあればもう1点、それが「長靴」型ならばさらにまた1点…。
    という具合に。

    学年末試験の最後に「授業の感想を書きなさい。」
    という問題を出しまして。
    それに、

    「地図を描けるようになったのがうれしかった」

    という答えを書いた生徒がいた。
    快感。
    「してやったり」。

    つまりですね。
    まったくの白紙に地図を描くということ。
    それには「ゼロから自力でつくりあげるヨロコビ」があるのです。
    「空欄に当てはまる語句を答える」というのとは違う。
    そういう達成感を、授業と試験で体験して欲しいわけなのです。

    また、

    「いちばん頑張った(勉強した)のは先生だったと思う」

    というのもあった。
    これも嬉しかったなあ。

    君たちと一緒に頑張ったねえ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 22:45
    > mixiユーザー 
    山川出版の世界史じゃないけれど、日本史がいいってどこかで聞いて、大学受験のときに買って勉強したことがありました。
    赤銅色の教科書でした。自分が学校で使ってるのより、詳しい気がしました。

    世界史は、高校の先生が中国史ばっかりする人だったし、受験でも選択しなかったから、ああ、あんまり知らないままだなあ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 23:31
    はるか昔のことですが、大学の入試科目は世界史と日本史選択でした。他にも科目はありましたが。
    高校の授業で使わなかったので、実は教科書を読んだことがなかったのですが、どうにか合格させてもらえました。
    高校と塾の授業が楽しかったです。好きこそものの上手なれ。生徒にその科目を好きさせる先生がよい先生ですね。
    その科目を嫌いにさせられた先生もいました。その科目は勉強しなかったですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月16日 03:39
     いい授業をなさったのですね。地図を「描ける」って、けっこう快感ですよね。「こんな変な形なんだ」「自分が住んでいるところとこんなに離れているんだ・近いんだ」。その国のイメージが自分のなかで育まれる。つまりは教科書に書いてある知識が肌身に感じられる。リアリティ。中学・高校と世界史の授業は退屈でしたが。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月16日 07:54
    > mixiユーザー 

    その「日本史」の姉妹版かここで挙げた『詳説世界史』です。
    私が高校在学時、したがって大学受験時には、両方にお世話になりました。

    何十年と装丁も変えない。
    老舗の定番商品なんですね。

    ですが、仔細に見るとちゃんと新しい学説取り入れて、叙述は変わっています。
    だからこそ「定番」の地位を譲らずに頑張ってるのでしょう。

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月16日 08:52
    > mixiユーザー 

    私も大学受験は日本史、世界史でした。
    進学校の先生は授業で教科書使いませんね。

    自分の専門のところを詳しくしゃべって、
    「あとは教科書読んどけ」。
    もちろん定期試験には、授業で触れなかったこともじゃんじゃん出す。

    高校とはそういうところだ。
    と納得して、疑問も抱かなかった。
    古き良き日々です。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月16日 08:58
    > mixiユーザー 

    教える側自身が興味を持って勉強してる。
    それが最低限の条件ですね。
    そのうえで教授法の巧拙とか、それと生徒の側の向き不向き、好き嫌いなどなど。

    歴史という科目は教えるべき内容がどんどん変わっていく。
    そこが面白い。
    「永遠の真理」を教える数学なんかとの違いかなあ。
    などと感じます。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月31日 20:55
    山川の「詳説世界史」は手許にありません。もう一度見たいものです。
    手許に一冊、東京書籍の「新選日本史B」という高校生の教科書があります。買ったきっかけは、横浜市が従軍慰安婦の記述のある教科書を採択しない、というニュースがあったので、現行の日本史教科書を読んでみよう、と思ったからです。東京書籍版はわかりやすいという定評なので、日本史を復習する気持ちがありました。
    やっぱ、慰安婦も南京虐殺も載ってはいませんでした(苦笑)。
    しかし、相対的に(山川と較べると、という意味です)わかりやすいですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年11月27日 21:48
    > mixiユーザー 

    コメントにお答えしようと、これまで使ったことのある「日本史」の教科書を引っ張り出しました。
    が、まだ調べておりません。
    ごめんなさい。

    現任校で使っている「明解世界史A」が手元にあります。
    著者は岡崎勝世、近藤一成、工藤元男、相沢隆、小林亜子、松重光浩、川手圭一、黒木英光。

    南京虐殺については、

    「日本軍は上海・南京などの都市を占領し、とくに南京では住民・捕虜多数を殺害し暴行・略奪を行った(南京事件)」

    とあり、それに注を付けて、

    「この事件は、諸外国から非難されたが、戦争が終わるまで、日本国民には知らされなかった。
    死者数を含めた実態の全体像については、調査や議論が続いている」

    とあります。

    また、従軍慰安婦問題については、直接触れていません。
    しかし「戦争の傷あと」という小単元で、

    「これらに対する国家賠償の問題は戦後の諸条約の締結で終結したとされていたが、1990年代に入って、個人に対する補償が問題となってきている。」

    とし、それへの注で、

    「日本の植民地支配や戦争中の徴用・徴兵など、アジアなどの諸国民や個人に及ぼした被害の補償問題。
    1990年代にこれらの問題が裁判にもちこまれるようになった。
    いわゆる慰安婦問題もこれらの一つである」

    と。

    とりあえずのご報告まで。


mixiユーザー

ログインしてコメントを投稿する