家から1.5�劼曚匹両貊蠅琉豸遊�て。Yさん宅の車庫前で子猫の鳴き声。
これって腹が空いた、超腹ペコだよ〜、ママ〜と聞こえた。
坂の下だったので自転車には勢いがついていたので通り過ぎてしまった。
しかし、余りに鳴き声が切羽詰まっていたので、一度坂を下って戻る。
母猫待ちなのか、ずっと悲しそうに泣き続けている。車庫内のワンボックスカーの下が
定位置らしい。警戒心丸出しで中々寄ってこない。
やっと車庫の奥から出て来たのは、生後3ヶ月くらい？と思えるほど小さな黒猫。
私の近くまで来ては戻るを繰り返す。
でもずっと泣き続けている。母猫が戻らないのか？
とにかく空腹であることは間違いないが、手元に食べ物はない。
人様のお宅前キャットフードをバラまくのはダメ…とそこから数百m先のスーパーでカニカマを買う。
急いで戻る。
戻ったのを察知した黒猫は、鳴きながら先ほどよりも少し近づいてくる。
カニカマのパックを開ける。更に近づいてくる。
前実家で飼っていた寅吉が家に来た時は、もう少し小さかった気もするが、彼は極度の栄養失調＋寄生虫にやられ、生後6ヶ月だったのに極端に小さかったから参考にはなりにくい。
でもこの黒猫は小さい。小顔だし、シッポもピンと長い。顔も愛らしい。多分、♂猫。
うーん、可愛い。
匂いをかぎ、食いつく。慌てたのか、少し喉に詰まらせたそぶりを見せた。
カニカマをほぎして与えたが、2本目の途中で飽きたような風。
それじゃ帰ろうか…母猫が戻ってくるだろうし…
ところが、この時はかなりなついていた黒猫、私の膝に上ってくるようになっており、カニカマの入った袋に顔をツッコみ始めた。
もう一本食べるか？と尋ねると、どうも食いたいらしい。
仕方がない、もう一本上げようと封を開ける。
先ほどまでとは違い、ほぐした身を手の平から食うようになっていた。
ほぐして手の平にのせた時何を思ったのか、私の小指を強く噛んだ。餌じゃないぞ！
寅吉の時よりも牙がしっかりしているのか小指から血が出た。
「伊東ゆかり」を思い出した（笑）
ヤバいので大急ぎで血を絞り出す。帰ったら消毒しなくちゃ。結構、傷は深いし…。
しかし、黒猫の食欲は絶好調。結局7本食べた。
完全になつかれた。私に身体をこすりつけるは、顔にキスしてくるようになった。
ただ、この場所から離れる気はないようだし、母猫の存在は気になる。
この気温であれば、猫なら風邪はひくまい。
明日の用事が片付いたら、もう一度様子を見に来ようと黒猫に別れを告げる。
「えっ、行っちゃうの？」という顔。そして離れて行く私の後ろから声はするが、先ほどとは異なり、切羽詰まった印象はなかった。
一人じゃ飼えない。家には猫が間違いなく上るだろうアポジー・カリパー・シグネチャーのネットがある。危険極まりない。
もし、明日もいたら…実家に相談しよう。
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