mixiユーザー(id:1219102)

2019年08月19日02:31

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バジェット・オーディオはもはや…

死語だろう。

かつて、CDが発売され、CDプレーヤーもCD盤自体も価格が下がり入手しやすくなった時までは、違和感がない語彙であったと思う。
当時の価格でCDプレーヤー+アンプ+スピーカーの合計額が20万円なら合格、どんなに高くても50万円もしたらハイエンドというかオーディオの棺桶に片足を突っ込んだ状態だったと思う。
その時、私は既にその棺桶に両足を突っ込んでいた…(涙)

何せ、デジタル出力があるから…とCDプレーヤーのデジタル・アウト端子に外付けのDAC約20万円を繋いで騒いでいたのだから…。

ところが、そのMark Levinson社の安値ブランド:Proceedはロクでもない音だった、5〜10年後…1990年代半ば以降気付かされることになる。

理由は、高域の伸びの欠如と低域の音階の不明瞭さ…。特に後者は今の私であれば許容範囲を超えた出来の悪さで音楽鑑賞を損なうレベルだったと思う。
それ以来、私の中のMark Levinson神話は崩壊の一途を辿ることになる。

今思えば、色んな要因はあったと思う。
ただ、今の私が電源やらケーブル対策を打ったとしても根本解決には至らなかったと思う。
何せ、ベースの音階が分からないどころか、その音階にブーストかけて膨らませていたのだから…。

それが今はどうだ。
オーディオで中国製がかなり広がった時には音の悪さに辟易していたのに、今やPCオーディオの廉価機器の恩恵を受け、5000円のDACですら、かなりのレベルにある。
勿論、ベースの音階は明瞭だが低域の量感や演奏者の臨場感は大分落ちる。
ただ、その分奥行きや解像力が高くなってメリットの方が大きく感じることが多い。

何よりポータブル・プレーヤーの進化が凄まじく、CDプレーヤー+アンプ+スピーカーという組合せなら100万円出しても絶対に再現できないクォリティが10万円も出せば、超高精度なモニターシステムが完成する。
これは勿論カナル型ヘッドホン(イヤホン)の進化も相俟ってのことだろう。
PCを家電と捉え、自宅に光インターネットがあるという前提なら、1969年以前の音源は無料化が進み、ハイレゾ・ソフトも限定機能であれば無料のはず。
少しばかりPCとデジタル・オーディオの扱いに慣れていないとダメではあるけど…

25年前の私ならば、天国みたいな世の中だ。

とりあえず、我が家には未だ現役で動いてくれている発売から40年近いオーディオ製品があり、それが使えるうちは、そのままだろう。
ただ、かつてのバジェット・オーディオ・レベルであれば購入する検討材料にすらならず、小型CDプレーヤー(ネットワーク・オーディオ)+アンプとスピーカーとポータブル・システムで事足りてしまいそうだ。
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