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2020年08月29日23:46

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映画「事故物件 恐い間取り」オススメ度:途中までよかったのに3

今年49本目、気になって久しぶりに特典のクリアファイル欲しさにムビチケカードを

買って公開日の昨日に観に行きました。

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<strong>「事故物件 恐い間取り」</strong>

うーん、いいタイトル。

その界隈では有名な事故物件住みます芸人の松原タニシ氏の実話を基にした、売れない芸人が番組の企画で事故物件に住んで、何か映ったらレギュラーにしてやる、というところから恐怖体験が始まっていく実話な映画です。

主演はまさかの亀梨和也、実はあんまりいい印象がない彼だけど、初のホラー作品の主演とのこと、へぇ、そうだったんだ。

しばらく前から怪談が好きで動画でよく聞いていたんだけど、松原タニシ氏はそんな中の一人で、その怪談の中から事故物件に住んでいる芸人さんだということを知りました。

その体験談を書籍化したものが大ヒットして、まさかの映画化、しかも監督がホラー界では超大物の中田秀夫監督ときたらこれは観ないわけにはいかない、さてさて。


いやぁ、さすがの中田監督、導入部分の恐さが最高です。

恐い時にドーン!!みたいに大きい音を立てずに、見てすぐに分かる感じにしてくれているのが親切で逆に恐い、、日常生活で恐いことが起こるときに効果音とか鳴らないからね。

そういえば気づいたことというか再確認というか、心霊現象が起こる要因になることって、結局人が関わっているんだよな、ということで。

今回の話、賃貸物件が事故物件になる、ということは、そこに何かしらの被害者がいる、ということは当然加害者もいる、つまりは心霊現象が起こる事故物件の恐さって、人怖っていうジャンルの、人の恐さを描いた話なんだよなと。

もちろん心霊現象が起こる、何かが映ってる、みたいな恐さも好きだけど、心霊現象が起こる原因、人の恐さの方に焦点を当てた感じがとても好きでした。


事故物件は4件、殺人、殺人、自殺、無理心中となかなかパンチが効いています。

現実の方では松原タニシが1人でやっていることだけど、映画の方ではそれらしくするためにヒロイン役に奈緒が追加されていて、その子がけっこういい演技をしてくれていました。

視える子の役で、恐い目に最初に合う役です、これがいいんだ。

たいがい原作にいない人はあんまり良くない結果に終わりことが多いのに、ホラー映画の恐がり要因っていう感じでうまい具合に作用していたなぁ。

この子が出てくると恐くなるよー、なんだけど、出てこなくても恐くなってくるからずるいです、ぞわっときてなぜだか泣いてしまったもんね、感情失禁か。

不安だった亀梨くんもイヤではなかったです、相方役の瀬戸康史も普通。

プロデューサー役の木下ほうかは腹立つ感じがうまいなぁ、ハイ論破おじさん。

CMで声だけしか出ていないけど、事故物件を紹介してくれる不動産屋さん役の江口のりこもいい味出し過ぎていました。

ちなみに、松竹芸能の芸人さんとか怪談関係のメンバーとかがたくさん出てきているんだけど、少し過ぎて全部は分かりませんでした、オジンオズボーンと天然もろこしは分かったけど、三日月マンハッタンとみょーちゃんは分からなかった(笑)

最初にも書いた通り、序盤はものすごい不気味で恐くて最高だったんだけど、、

やっぱり話を盛り上げるために心霊現象が大げさになってしまい、、

後半はちょっとがっかりしてしまいました、いやぁ、あれはよくない。

むしろラストもそれまでのような忍び寄るような、突然現れるような、気持ち悪い感じにして、その後のラストにつなげてくれればオススメ度は4だったのに。それじゃエンターテインメントとしては成立しないのは分かるよ、分かるけど言いたい。

でも、最初のころの恐さは間違いなかったのでびくびくしながら観られました。

事故物件の物件情報には、心理的瑕疵(かし)という言葉を付けないといけないみたいです。外から見ただけでは分からない欠陥がある、というような意味の言葉なんだけど、この映画、だいぶ心理的瑕疵が強いので、観るときは注意しないといけないね。

あ、ちなみにこの心理的瑕疵っていう表記だけど、1回誰かが物件に住めば次からは記載しなくてもよくなるみたいです、、その表記を消すために期間限定で安く借りることができる、みたいな物件もあるみたいです、、恐いねー。


というわけでオススメ度は3、賃貸物件に住んでいる人にとってここまで恐い話はないけど、もう少し静かに恐いままでいてほしかったなぁ。
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