気分が乗ってきたので書いてしまう。
「水曜日が消えた」
コロナ関係でだいぶ公開が延期されていた今作です。
タイミングが悪かったね、こればっかりは仕方ない。
お話としては、、曜日によって人格が変わってしまう中村倫也、趣味がなく真面目な火曜日はいつも損な役回りで、奔放な月曜日が散らかした部屋を片付けたり、知らない人が横に寝ているのにびっくりしたり、水曜日のために燃えるごみをまとめたり、、気になる図書館も火曜日は定休日、朝の音楽もテレビの特集も同じ、他の曜日とはメモで意思疎通をするしかない状態だし、通院も火曜日の役目、、そんなある日、火曜日が水曜日になっても火曜日のままになっていることに気づく、気になっていた図書館に行ったり、そこの店員さんにドキドキしたりと普段と違う曜日を満喫するが、、とφ(`д´)メモメモ...
パンフレット売り切れでした、まさかとは思ったけどね、みんな自粛があったからか
購買意欲が高まってるのか、、ただ単に久々の映画だったからか、もしくは今日が
日曜日でTOHOシネマズデーだったからか、もしくはそれ全部か。
ちなみに現在ソーシャルディスタンスのため、TOHOシネマズでは席を一つおきでしか
取れない状態になっています。そのおかげでというか、相変わらずとても静かでした、
あぁ皮肉。
コロナ後の邦画では初めてなのかな、少し前に書いたけど、もしかしてこの映画、
タイミング的な運要素もあるけど大ヒットするんじゃ、、とかも思いながら、ずっと
おあずけ状態だったので、勝手に期待値が上がってしまっていました。
でも最近気になる中村倫也だし、なにしろ内容が気になる感じだったので観てみると。
うん、おもしろい。
タイトルの出し方にセンスが現れる映画はいいなぁ、と思うんだけど、今作もまさに
そんな感じで、日常的でない日常の中にそこに輪をかけた非日常が突然現れてきた、
みたいな感じをふわりと出してくれて、久々にグッと来てしまいました。
場面設定が比較的限定的で、登場人物も比較的少なめなこともあって、分かりやすく
観やすい映画です、でも中村倫也の役が多重人格的なのでまたちょっとおもしろい♪
どうやら過去の事故が原因で人格が曜日ごとに分裂してしまったようで、その場面が
事あるごとに作中に挟まれます、その場面の微妙な違いで少し状況の変化が分かる
ようになっていてオシャレでした、おもしろいVFXの世界。
事故から16年経ったけど、僕にとっては2年2か月ちょっとなんだ、とかのセリフは
そうか、7日のうちの1日だからか、と分からせてくれます、丁寧だなぁ。
火曜日が水曜日になって、新しい関係もできてきて、楽しいな、となってきたけど
徐々に雲行きが怪しくなってくる、あたりのところから少しずつハラハラドキドキな
展開になっていきます、最初のうちはこのしゃべり方でこの服の時は火曜日だな、
とか分かるんだけど、このへんからちょっと時々今何曜日だ?と分からなくなる時が
あってすごいなと思いました、さすがだな中村倫也。
ただ、終わり方がちょっと急であっさりだった気がしまして、少し物足りなさを
感じてしまいました、あら、終わっちゃった、みたいな。
まぁ大きな展開じゃなくて心理的な変化とかに焦点を当てた映画だから、それぐらいで
いいのかもだけどね。なんとなく舞台映えもしそうだなとも思いました。
ということでオススメ度はちょっと厳しめで3.5、中村倫也ファンなら観ないとね♪
ちなみに美食探偵の髪形は水曜日っぽかったです、あと、一人7役はちょっと言いすぎ
だったかもね(笑)
ログインしてコメントを確認・投稿する