今年4本目、今年は年初めからいい映画をたくさん観れたんだよなぁ。
<strong>「ロマンスドール」</strong>
気になるキャストと気になる題材なら観ないわけにはいかないでしょう。
高橋一生と蒼井優のカップルとかものすごすぎてね、なんだか照れてしまうよね。
お話としては、、美大生の高橋一生が、先輩の頼みでバイトに来た先がなんとラブドール製作工場、そこの所長のきたろうと渡辺えりに頼まれ、まぁお金が欲しいし、という軽めの気持ちで造形士としての仕事に就くことに、、徐々にのめり込む高橋一生、社長のピエール瀧になんとか新しいラブドールを作れと言われ、実際の女性、蒼井優を美術モデルに、医療用と嘘をついて体の型を取ることに。その時イヤリングを忘れてしまった蒼井優を追いかけていきなり告白してしまう高橋一生、そこから二人の交際が始まるが、ラブドールの想像以上の売れ行きにすれ違いが起きる二人、しかも自分の妻を型に取ったドールが売れているということを言い出せない高橋一生、、そんな中、蒼井優のある秘密が分かって、とφ(`д´)...
題材はラブドール製作工場の話だけど、基本的には夫婦のお話です、ただ、そこは
<strong>「百万円と苦虫女」</strong>を監督したタナダユキ監督、なかなかに魅せてくれます、
この映画の蒼井優もよかったなぁ、、
蒼井優も高橋一生も言ってしまえば普通の二人なんです、ただその普通さを演じる
普通じゃない二人が化け物過ぎるんだなー。
なんかね、最近ずっと高橋一生のあの朴訥な、でもいい声な感じにやられてしまい、
どうしても気になる俳優さんになってしまっているんです。
今回の映画では、忙しさから奥さんへの愛情を伝えるのが苦手な不器用男をなんとも
いい感じに演じていて、相変わらず大好きになってしまいました。不器用大好き。
蒼井優はね、もう大好きだからね、夫を支える献身的な妻だけど、なかなか秘密を
打ち明けられない、みたいな強さの中の弱さを演じる凄みを感じました、あぁもう。
それと、高橋一生と関わる女性に三浦透子が出ています、あ、「天気の子」で
歌ってた人じゃん、、知らなかったよ。
映画の前半は、高橋一生ときたろうの軽妙なかけあいがおもしろすぎて、おもわず
笑っちゃうぐらいでした、ただ、それが中盤後半にかけては印象ががらりと変わって
なかなかにシリアスな雰囲気になっていきます。
考えてみたらこの映画、なかなかに狂気な映画なんです。
だって自分の奥さんをモデルにしたダッチワイフを作っているのが夫で、しかもそれが
大ヒットしちゃうんだからね。
あと、後半の夫婦の食卓のシーン、長回しのところなんだけど、そこがすごかった!
二人のあのなんとも言えない感じが、、息が詰まりそうな雰囲気でした。
お互いに秘密を抱えてしまって、それがなかなか言い出せない二人だけど、後半は
そのあたりがぶわぶわとあふれ出していきます。
お互いがお互いを見つめなおせたあとの二人がとてもきれいでした、ラブシーンも
変に生々しくなくきれいだったなぁ、、まぁ、だいぶえろかったけど( *´艸`)
清々しくはないんだけど、それでも人はそう生きていかなきゃいけないよね、的な
そんな感じがしてしまいました、後半の海のところ、好きだったなぁ。
終始大好きな主演二人にやられっぱなしのステキ映画でした。
ということでオススメ度は5、題材はちょっと一瞬躊躇する感じだけど、それだけで
この映画を観ないわ、に入れてしまうのはもったいないので、ぜひ観てほしいです。
夫婦で観てみたら、、変な雰囲気になるか(笑)
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