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2019年12月16日19:30

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落語覚書/SWAリターンズ〜SWA傑作選〜

12月13日(金)18時半開演@有楽町よみうりホール

 オープニングトーク/一同
 柳家喬太郎「八月下旬」
 春風亭昇太「心をこめて」
 林家彦いち「泣いたチビ玉」
 三遊亭白鳥「奥山病院奇譚」
 エンディングトーク/一同


部長からチケットが廻ってきたので喜んで参加。
ただ、みんなで二階席。いいよいいよSWAだもの♪


オープニングトークで言っていたのだが、
SWA(創作話芸アソシエイション)がスタートしたのが16年前。
「新作落語をみんなでやってみたらどうだろう?」
それはお互いにアドバイスもあっただろうし、ネタの交換や、
みんなで噺を作ったり、1本の噺をみんなで演ったり…。
実験的な集団だったのだが、何しろ全員が当時から売れっ子の
伸び盛りのメンバーばっかり。
まぁ、チケットも即完売で獲れなかったなぁ。。

そしてSWAの活動は、8年で惜しまれながらも一旦休止。
今回は8年ぶりの復活だそう。ああ、目出度やなぁ〜!
最後の公演も、ここよみうりホールだったそうな。

落語ブームがなんとか続いているおかげで、今の若い世代のファンは
SWAを知らない人も多いようで。
「今日は一席ぐらい古典が聴けるかな?って思ってる人〜!」
思わず手を挙げたら、喬太郎に「帰れ!」と言われた♪

そんなわけで、当時からSWAは観たかったが、生では一度も観ていない。


「SWAリターンズ〜SWA傑作選〜」ということなので、
当時高座にかけた中での傑作ばかりを集めたものだろう。
とは言え、SWAは噺のバトンを繋いでゆくタイプのものも多いよなぁ…
なんて思ってたら、やはり四席全部が繋がっていて楽しいことこの上なし!

●まずは柳家喬太郎「八月下旬」。
ケンイチくんが父親の待つおじいちゃんの家に、電車に乗って一人旅をして
そこで色んな大人の女性と出会う夏休みの物語。
ハジけた女性キャラと、ホロリとさせる郷愁と。

●春風亭昇太「心をこめて」
朝からちょっとしたことでケンカになる夫婦。
それぞれに家を飛び出してから、反省してやり直そうとするのだが…。
なんかお噺なのに、新婚の昇太の家庭と重ねて想像しちゃいました。。。

●林家彦いち「泣いたチビ玉」
すごく久しぶりに観たけど、この人は話術が上手いね。
オープニングやエンディングのトークも、彼が要所でまとめてた。
演劇一座の世代交代の話なのだが、
そろそろ前の二席で仕込んおいた登場人物やくすぐりの繰り返しが、
聴いている人に驚きとともに起爆して爆笑の連鎖になってくる。

●三遊亭白鳥「奥山病院奇譚」
こちらは結構、単独でも聴いている噺。
今までの三席の伏線を全て回収しつつの、白鳥ファンタジー!
うん、今宵は素晴らしかった。
白鳥ファンタジーは近いところで渦に巻き込まれると脳がやられる。
今回、二階席で良かったのは、白鳥ファンタジーを俯瞰で観られたこと。
引いて観たら、割と抵抗なくスルスルと入ってきたのだった。
そしてディズニーのファンタジー映画でも観るように感動してるではないか!!


SWAの復活が噺を5割増しぐらいにしているきらいはあるが、本当に楽しかった♪
8年前に生で聴いていたら、今回と比べてどうだったのだろう?
確実に泣いてただろうなぁ〜。
これから徐々に活動をしていって、2021年には小屋も用意するとのこと(!)
前回のように下北は勘弁してほしいなぁ。
ま、もはや大メジャーの会だから箱もデカくないと無理でしょうね。
5日間連続公演とかね。はぁ…また争奪戦ですかぁ。。

ともあれ、復活おめでとうございます!!!


※写真は会場の入り口に飾ってあった、メンバーのクリスマスツリーと
開演前に高座に飾ってあったSWAのチャンピオンベルト(夢枕獏デザイン)。










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