■吾妻ひでおさん死去=漫画家「失踪日記」、69歳
(時事通信社 - 10月21日 15:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5834159
若手、と言っても30代半ばのディレクターに聞いてみた
「吾妻ひでおって漫画家、知ってる?」
「知りません、何描きました?」
「古いところで『ふたりと5人』とか『チョッキン』とか、最近では『失踪日記』とか」
「聞いたことないですねえ」
間も無く50代のプロデューサー
「吾妻ひでお、亡くなりましたね?」
「びっくりしたねえ」
「最新ニュースに取り上げますか?」
「無理だねぇ」
ナウ、な人でないのは知っている
しかし40年前、吾妻ひでおは不条理ギャグのパイオニアであった
SF、ロリコン、美少女、エログロ、現代のラノベの真髄はここにあると言える
特にそれが顕著なのが「不条理日記」という1冊
孤独なSF者であった俺は感動しちゃうわけだな
いくつか好きなコマを挙げてみる
例えば
○月×日
アミガサにとっつかれる
「人形つかい」(ハインライン)
アミガサタケ状の侵略生物に意思を乗っ取られるというテーマを欲望に任せた犯罪を互いのせいにするというオチ
○月×日
破滅の日が来る
破滅テーマの名作が冒頭に並ぶ
「太陽自殺」(クーパー)
「夏は終りぬ」(コッペル)
「草の死」(クリストファー)
「魚が出てきた日」(ギリシャ映画)
「渚にて」(シュート)
「さなぎ」(ウィンダム)
「大当たりの年」(ハインライン)
すげえ語呂がいいw
○月×日
自衛隊が仕事てつだってくれる
半村さんのアレ
漫画を描くのは過酷な仕事だw
○月×日
巻き紙が現れる
松本さんのアレ
○月×日
セーラー服を着る
和田慎二のスケバン刑事では無く
SFだから明日香の方w
ギャグでありパロディでありそしてしっかりSFである
今日はも一度これを読み返そう
改めて黙祷
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