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2018年11月19日00:11

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#アフガン日記 2001年11月19日月 <I got Afghan VISA!>

宿Gr

ついにアフガンビザが取れた!
11時にMrファワードがホテルにやってきてナべさんを連れてアフガン領事館へ。
正午彼らが帰って来た。
待ちに待ったアフガンビザだ!こいつはレアもんだぜ、もうアフガニスタンイスラム首長国のビザは2度と入手できないよ。

フォト


12時45分にパキスタン内務省へ。カメラを持っていた私は門前で待機。ボスとナべさんとMrファワード、ガイドのMrアマノラが手続きに行っている間、門番の警官のオッチャンと雑談。
「ラマダンなんでお茶も出せず悪いが、まあ座ってくれ」
「私はタバコを吸う、良いか?」
「タバコくらい気にせず吸ってくれ」
「申し訳ない」
「ときに、日本の警察官は月にどれくらいもらっているのだね?」
「私は詳しく知らない、しかし20万円から50万円、大体。ルピーで10万から25万、大体。1月に」
「うわー、何だ、その金額は!」
「しかし、ランチは50ルピー、大体、パキスタンでは。ランチは500ルピー、大体、日本では」
「それはまた大変な金額のランチであるな」
「私もそう思う。日本、サラリー、高い。多くの品物、食べ物、とても高い」
怪し気な会話に付き合ってくれてありがとう。

フォト


そうこうしている間にパーミットが発給された。これで完璧。
14時半にホテルをチェックアウト。
「サンキューベリーマッチ、Mrイトー」
15時にアヤタバマーケットのMrファワードのオフィスに到着、不要な荷物を預けて15時半出発。16時チェックゲート到着。
兵隊がなんだかんだ言って……ガードを付けてもらいにまたペシャワル市街へ。ついた所はカイバルガードハウス。

閉まっている門を見てMrファワードが一言。「今日はもう終わった」
何だよ、期待させといて。結局先週言ってた、月曜にビザが出て火曜に出発に落ち着いたんじゃないのよ。
改めてグリーンズホテルにチェックイン。
「ハロー、Mrイトー」

福岡班と連絡を取ってみると彼らもまだ入国できてない様子。チャマンで足留めを食らっている。
テレビではジャララバードからカブールへの間の道で山賊が出たようだ。メディアが狙われているという話。4人連れ去られたって?無法地帯になっているなあ。
「ムジャヒディンを雇うだ、どのメディアもみんなカメラを取られた時、ムジャヒディンを雇ったメディアだけが無事だっただぁよ」
大丈夫だろ、竹内女史((出入りプロダクションの社員ディレクター))にもらったお守りは霊験あらたかで、危険が避けて行ってくれてるから……。それじゃ面白みはないじゃないか!

晩飯はPCでピザ。その後、バーに行ってNHKのニュースを見ようとしたらおせっかいな米人?英人?がBBCを見せろと割り込む。ここのバーはカウンターに座った奴にチャンネル決定権があるのを知らんのか!

「そんなもん自分の部屋で見られるだろ!」(日本語)
「皆がBBCを見たがっている」(英語)
「知ったことか、占有権はこっちにあるんだよ」(日本語)
「我々は要望している」(英語)
「ふざけたこと言うな、お前は部屋で見られるだろ、オイラたちが日本語ニュース見られんのはここだけなんだよ」(日本語)
ナべさんが割って入って結局CNN。意地でもBBCは見せるもんか。
ふざけやがって。アングロサクソンが(奴は違うかもしれんが)世界に出回らなきゃ国境はこんなにややこしくなんなかったんだよ!(怒ってます)

朝ホテルモーニング昼抜き夜PCスープピザ

・朝日新聞
カブール目指した記者ら、襲撃され4人死亡 アフガニスタン

【イスラマバード19日=鵜飼啓】アフガニスタン国境警備当局筋によると、ジャララバード近くで19日、外国人記者らが襲撃され、4人が殺害された。記者らはジャララバードからカブールに向かっていたところを武装集団に襲われた。

 当局筋によると、殺害されたのはロイター通信のオーストラリア人のテレビカメラマン、同社のアフガン生まれのカメラマン、スペイン紙とイタリア紙の記者と見られるという。

 ジャララバード発のAP通信によると、記者らは6〜8台の車に分乗し、カブールに向かった。運転手の一人によるとカブールから約90キロ東の地点で武装集団が出現、隊列のうちの2台を止めた。記者らを車から降ろして山の中に連れていった後、3、4発の銃声が聞こえた。

 消息筋によると、この地域では数日前にもフランス人記者らが強盗に襲われた。ジャーナリストらは金品を渡して難を逃れ、カブールに到着したという。ナンガハル州では米軍の空爆が依然として続いており、地元民の間では報復に外国人を襲う計画もあるという。

 だれが襲撃したのかは分かっていないが、一帯にはタリバーンと共闘しているアラブ系兵士らが残っているとされる。タリバーン政権以前は山賊が多発していた。同政権の撤退で規律が緩んだ可能性もある。



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