mixiユーザー(id:11953538)

2019年02月03日01:37

540 view

犬フェス見に行ってきた。映画館に

さて、熱は高いうちに書けと言うらしいので。
2/2に行われたフライングドッグ10周年記念フェス、略して犬フェスのレビューを。

いやね、自分はこれ、どうしてもどうしても行きたかったんですよ、本当に。
その根源的な理由は、自分の20代の頃の仕事にあるんです。
(以下、特定されない範囲で書いていきます)
就職浪人からよくわからんうちに音楽業界の端くれになって(レーベル内部ではない)、
会社内で、レーベル担当の一つとしてビクターを仰せつかったのがそもそもかな?
自分みたいな音楽の知識がろくにない人間に対しては、基本レーベルの人は素っ気なかったんですが、
(まあ自分の勤めた会社が中小だったのもあるでしょうけど)
ビクターの人は、その中でも本当に良くしてくれたんですよね。
可能な範囲で色々な話してくれたり、情報解禁の厳しい所でも融通利いてくれたり。
だから、今回のフェスでアーティストが口々に
「フライングドッグ(ビクター)はアットホーム。暖かい」と言っていたのは、本音だと思います。

まあ、一番参戦したかった理由は、なんと言ってもSee-Saw復活フラグが立っていたからなんですけどねw
石川さんは勤めていた頃にビクターから試聴盤頂いたり、
梶浦さんはなんと言ってもFJ YUUKAの復活!はもちろん、
Kalafina活動休止以来、梶浦ライブに行けて無かったですからね。
その二人が同じ場に集まるとなったら、期待せざるを得ないでしょう。
リアルタイムで見ていない自分にとっては、どーーーーーしても見たかった。

しかし現実は残酷だ…
ワルキューレ出演が発表されて、愕然としましたね。
過酷を極めることになったチケ争奪戦のため、気力が大部分削がれてしまいました。
(自分のモットーとして、定額以上になるようなチケット取引はしたくないので。)
たしかカラオケオフ会の日だったと思うのですが、一般発売も瞬殺と聞かされて、
控え目に言ってだいぶ凹んだ&ワルキューレを逆恨み(ジョーク)したのは覚えてます。
それでもなんとかリアルタイムで体感したいと思っていたので、
ライブビューイングがあると聞いて、発売時刻丁度に発券しましたよ、ええ。
まあ熊本ではそんなことする必要無い程度の客入りでしたけどね…

さて、ここからは出演者の感想と、その時の熱量について時系列的に感想を述べていきます。

1.田中公平&遠藤正明(熱量70)
田中さんのMC、からの遠藤さん呼び込み!
あなたランティスじゃなかと?という野暮はナシ!
いきなりシークレット出演を持ってくるあたり、期待は高まります。
まあ遠藤さん自体は昨秋沖縄で見てたので、またお会いしましたね的な。

2.May'n(熱量90)
よく考えたら、今回の出演者のツアーT持ってるの、部長のだけだったんですよ…
でもいきなり部長かよ!贅沢すぎっぞ!って話ですよ。
特に「ダイアモンドクレバス」。菅野さんがインフルで出演取りやめということで、
本当に無念さをにじませていたのが伝わってきました。
あの時の自分が、これだけ成長したんだっていうのを見せたかったでしょうね…

最近WUG界隈のことばかり話してますが、部長はコラボしただけでなく、
CD買ったよ〜的な感じで気にかけてくれたり、ホント情が厚い人なんですよね。
春に熊本に平日ですが来るので、最近曲を追いかけてない自分でも行こうと思ってます。
「One In A Billion」やってくれたら…俺どうなっちゃうんでしょうかw

3.ナノ(熱量80)
ナノさんは一度ぐらいライブで見たいなーとは思ってたんですけど、これが初でしたね。
しゃべりからはすごい緊張してるのが伝わって来ましたが、
歌唱は堂々としてて、想像通りめっちゃかっこよかったです。
「SAVIOR OF SONG」をやった時、「アルペジオ?まさかな…」とは思いましたよね。

4.梶浦由記/FictionJunction YUUKA(熱量95)
これは自分の中では「約束された勝利」だったんですが、
それを上回る演出をやってくるのが梶浦さんなんですよね…
1曲目の「Salva nos」。ボーカルの貝田さんとKAORIさんを認知した瞬間から「うわあああああ」状態。
(笠原さんは現場では初見でした…)
しかも、バックバンド、ならぬフロントバンドのFBMを揃えてきてるのも分かって、
「やべえ…梶浦さん、フェスの数曲なのに本気中の本気じゃねえか…」と確信しましたよ。

それからYUUKAが出てきて、暁とnowhere。もう正直泣いてました。
自分が知った頃にはもう休止してて、時々気が向いた時にやるよってぐらいですから。
もう頼むから、ビクターさんあの事務所に残ってる数人も引き取ってFJ復活させてくださいよ(懇願

5.新居昭乃(熱量70)
まあ前のがやばすぎたので、ちょっと箸休め的な気持ちで聴けました。
こういうしっとりとした作家をちゃんと大切にできるのも、ビクターの素晴らしさですね。
このとき紹介された?ギターの北川勝利さんもROUND TABLEですし。
犬フェス2でft.nino復活させちゃっていいのよ?なんなら清浦夏実さんやROCKY CHACKも?
(新居さんにあまり触れてませんが、同期ということで)

6.ALI PROJECT(熱量75)
アリカ様は熊本の誇りと公言していいんですよね?(Aimerの方を見ながら)
単独ライブは未参加で、ランティス祭りで見たっきりですが、
曲はもちろん、MCも独特の空気感持ってますよね〜
…いや、別にキライとかでは全然無いんです!
ただ自分に追いかけるだけの度量がないのが悪いんです、スミマセン!

7.中島愛(熱量90→95)
まめぐの復帰を暖かく見守れるのもビクターあったけぇなぁって思いを強くするわけで。
マクロスFでデビューというアドバンテージはもちろんあるんですが、
そこから維持するのってすごく大変なんですよね。
レーベルとして見守ってきてくれたことに、本当に感謝。
まめぐは楽しい曲ばかりでなく、しっとりしたバラードに特筆すべきものがあると思うので、
そのうちツアー参加してみたいですね。

…かーらーのー、ライオンで部長とデュエット!
これだよ、これこそ犬フェスならではだよ!
いやーまあ正直期待はしてましたけど、実際にやってくれると本当に高まる!
お互いの顔を見つめ合いながら歌ってた時、どんな気持ちを通わせ合ったんでしょう。
(追っかけてないから不確かだけど、デュエットは2013年以来?違ってたら訂正します)
そしてその場に、やっぱり菅野さんというピースがないのは、本当に無念という思いになるのでした。

8.休憩(DJタイム)(熱量85)
いやー、長丁場だから仕方ないけど、あえて言う。
このDJを楽しめない、トイレタイムにした観覧者は、フライングドッグに対する愛が足りないぞ!
livetuneのkzさんがDJしたのは、キズナアイの新曲のプロデュースもあるんだろうけど、
それでも歴史を網羅するような選曲はなかなかアツイ。
特にステまの「God Save The Girls」。いやー分かってるね…って本人作曲かい!

そして、この時気がつかなきゃいけないのは、
なぜ「Blue Snow」を選曲したかですね。いやあっちの曲だろうと。
まあ、その謎は1時間後あたりに解けるわけですけど…。

9.FIRE BOMBER(熱量75)
スミマセン、シークレットは嬉しくて、曲も知ってるんですが、
何せそこまで7に思い入れがないもので…
(なんなら下敷きとか持ってた自分の妹の方が思い入れあるレベル)
でも、「おーホンモノが歌ってる」というぐらいの感動はありましたよ。

10.AKINO with bless4(熱量85)
この方達も沖縄ぶりでしたw
でも「海色」が聴けたのは嬉しいね。これfrom名義だからそんなやらないんですよ。
あまり見ない人は「残りの3人はなんで旗持ってるんだ?」とか思ったでしょうが。
そしてMCのお兄ちゃんのスベってる感じももはやおなじみ。
アクエリオンとともに、とても安心して盛り上がれたのはよかったです。

11.石川智晶(熱量90→100)
この日記のはじめの方で、サンプル盤頂いたとか言ってたくせに、
たぶんライブ見るのは初めてのような気がします…申し訳無い。
いや、すごく素晴らしいアーティストだと思いますけど、
東京にいる頃はロック系のライブに行くことが多くて…という言い訳。
それにしても、「不完全燃焼」といい「アンインストール」といい、
すごく難しい曲のはずなんですけど、歳を重ねてもしっかりコントロールして歌えるのはすごい。
さすがにステージの階段下りるときに呼吸が乱れたというあたりは「あっ…(察し」だったけど。

そして2曲歌って一旦はけちゃって「(´・ω・`)そんなー」状態になってたんですけど、
次アーティストの紹介がなく…そしてステージ近くの観客からあがる歓声。
そう、その時は来た。See-Saw復活!
もうね、LV会場の人達にはホント申し訳なかったけど、叫びを堪えるのムリだった。
今のSAOとかfateとかで梶浦サウンドを知ってる人に言いたい。
See-Sawがビクターに見初められて育てられなかったら、今はなかったんだぞ、と。
たとえ一夜限り、一曲限りだとしても、その綿々と続く歴史を証明してみせた。
もうね、本当にありがとうですよ。スタンディングオベーションですよ。
曲の間、指を噛んで、必死に涙目を見開いて脳内に記憶してました。本当に、ありがとう。

12.Trident(熱量120)
山寺さんの自虐を交えたMCに大笑いしていたのも束の間。
「それでは次の曲…3年振りに帰ってきます。しっかりとその姿を焼き付けてください(大意)」
もう、この言葉を聞いて確信しましたよね。
あの3人が、(スクリーン越しだけど)ステージに帰ってきた。
なんか思い入れたっぷりな風をしてますけど、追えてたわけじゃなくて。
ただ、アルペジオの劇場版見て、「このユニット、実はすごい良いんじゃ…?」と思ってた。
でも地方住みの俺には実際に現場で確認する術がなく、
ストーリーそしてプロジェクトの終焉とともに、ラストライブ。
その儚くも潔い結末は、いつしか「伝説」と言われるようになった。
その3人が、今ステージの上にいる。
「ありえないことが今起こっている」ことは、
当時ネットでレポートや感想を読んだだけの自分でもビリビリと伝わってきた。

作品準拠の音楽ユニットって、すごく哀しい存在で。
まず、作品が続かないと、燃料がないから存続できない。
そして、曲がインパクトのない「消費物」だと、これも存続できない。
その上で、一定数の観客が熱量持ってついてこないと、存続できない。
そういう条件を乗り越え、Tridentは、多くの人の記憶の奥深くに傷痕を残し、
まるで作中のキャラクターのように、消えていった。
だから「ありえないことが今起こっている」のだ。
でも、犬フェスだから、その奇跡は起きた。
賛否両論あるのは分かる。でも、それでいいじゃないか。
みんなで言っちゃえ、おーるあいしー。

13.ワルキューレ(熱量−−)
いや…もう正直Tridentで頭パンクしてましたよ。
正直今人気があって、この犬フェスもワルキューレ目当ての観客が多い中、
たった一曲で持っていかれ、出し抜かれた感じになっちゃったなあ、と。
もちろん本人達のパフォーマンスは良かったし、盛り上がる3曲で良かった。
ただね、海馬に刻み込まれた記憶には勝てないのよ。
でも大丈夫、これからワルキューレが記憶に残ればいいだけだから!(何様目線)

14.坂本真綾(熱量80)
この人をトリに持ってきたか−、でも、フライングドッグへの貢献度考えたら納得かな。
まーやさんもインフル菅野の影響をもろにかぶっちゃったなあ。
犬フェスならではの演出もあっただろうに、不運としか言いようがない。
個人的には、もっと定番曲でもよかったと思うけど、
トリとして盛り上がる曲を選曲して、頑張ってうまくまとめてくれたと思う。
「約束はいらない」とか聞きたかったけどね。仕方ないね。



まあ総括としては、大変満足度の高いLVでございました。
主に自分が梶浦サウンド大好きだったからというのは否めないが…
逆に、菅野信者の人にとっては、残念無念としか言いようがなかっただろう。
いつか、リベンジの機会に恵まれて欲しいところ。

あ、犬フェス2も発表されましたね。
まあRhodanthe*とワルキューレソロって時点でもうチケ争奪戦脱落ですがw
個人的には、最近のもいいですが、往年の名曲もやっぱり欲しいですね。
そういう意味では、今回の第1回は、バランスとれてて良かったとおもいます。
現場からは以上です(映画館でしたが)
5 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する