思わぬところで二次災害

千葉県の停電 なお52万200戸
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私は千葉市の市街地在住だが、幸い停電や断水・倒木や崩壊など大きな損害（台風影響）は受けなかった。

しかし、通りを跨ぐと停電や断水が今も続いているし、倒木や崩壊・落下物等は想像以上に多い。

だから、友人知人宅は停電・断水をしている者もいる。

その意味で、私のエリアは「ギリギリセーフ」だったと言える。


また、千葉県全体でみてもその被害は千葉市を起点として南側と東側（千葉県の下半分・右半分）が特に大きい。

その影響なのか、被害の大きい地域から千葉市中心部までやってきて、そこから通勤通学する者および買い物をする者が多く、結果道路の至る所で渋滞が生じていた。

その程度は、直線距離（平らな道）２キロを自動車で移動するのに３０分から１時間かかるほどで、東日本大震災ほどではないかもしれないが、それを思い起こさせるほどのものだった。

これは、朝だけに限ったことではなく夕方も同様だった（混み具合で言えば夕方の方が酷い）。

このことだけでも、台風の間接的影響（二次災害）と言えるが、私が言う「思わぬ二次災害」はそこではない。


実は、昨日（台風直撃の日）は私の自宅最寄駅の私鉄も朝からＪＲも運転見合わせになっていて、運転再開したのはお昼頃だった。

ＪＲに関しては東千葉駅の駅舎屋根崩落等の影響もあり、私の利用する最寄駅および通過駅は終日運転見合わせだった。

運転が再開された路線も、そこへ利用客が殺到するため再開後すぐには利用できない状態だった。

また、台風被害で子供の小学校と保育園が休校・休園になったこともあり、私は仕事を休んだ。


今日になっても先述したように最寄駅に到着するのに相当の時間がかかり、鉄道の遅延および混雑も完全には解消されていなかった為、かなりの遠回りをして通勤したため、出勤時刻から１時間１５分ほど遅れて出勤した。

職場には私を含め４人で、上司が２人（ボスとその腹心）、後輩が１人なのだが、ボスと後輩が昨日の休みと今日の遅刻に対しあからさまに不快な様子を見せていた。

ボスは千葉県の北西部在住（通勤時間通常約５０分）で台風の被害（倒木・停電・断水・洪水等）はほぼ受けなかった。

後輩は都内２３区在住（通勤時間通常約３０分）で台風の被害（倒木・停電・断水・洪水等）はほぼ受けなかった。

ちなみに、私の通勤時間は通常約１時間半。

ニュースを見ていないのか何なのか分からないが、どうやら情報収集（状況の把握）が足らないようで、私の休みや遅刻がまるで「サボりだ」や「被害を誇張している」と言わんばかりの文句を言ってきた。

確かに、千葉市と北西部および都内では台風の被害に差はあるかもしれないが、それでも同じ台風の直撃を受けたのにも関わらず、自分たちの身の回りには大した被害が起きていないせいなのか、どこか他人事・無関係のような考えらしく、それが不満につながっているのだろう。

ということで、私は念のため、昨日の被害状況を示す証拠収集をしたわけだが、思わぬところで二次災害（私の言いたい二次災害はコレ、ある意味「三次災害」）を被ったわけである。