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2019年07月23日18:46

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「万引き家族」 "城桧吏"君 の卓越性

最近、Amazon Prime Videoで 「万引き家族」を見ました。
3度目で遂に完画です。

私は、休みの日、良くAmazon Prime Videoを見ますが、
いつも飲みながら観ますので、途中で寝てしまうのです。

でも、3度目の正直で数日前遂に 当画を完画した次第です。
とても良い映画でした。

この映画を見て非常に感心したのは、城桧吏君(柴田祥太役)です。
今、12歳の少年ですが、当画の中で最も輝いている役者です。
樹木希林、リリー・フランキー、安藤サクラ等の、
深〜い味のある名優は、勿論、素晴らしいです。

でも、最高に輝いていた名優は、城桧吏君でした。

私が2010年11月12日の日記に書いた、
「誰も知らない = Nobody Knows」
に出演していた柳楽優弥(やぎらゆうや)を強烈に彷彿させられます。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1620308903&owner_id=11756250

どちらの子役も目力が強力です。

是枝裕和監督の映画の特徴は、気負いが無い事です。
不自然な感情の激昂が無く(過剰な演技が無い)、
嘘も無く、虚栄も無く、虚飾も無い。

激しく泣き叫んだり、怒鳴ったり、わめき散らす。
等の不自然さが無く良いです。

たけしの映画も一部共通する特徴がありますが、
たけし映画には、「怒り」があります。
是枝裕和監督の映画には、「怒り」は無く、
虚しさと哀しさが漂っています。

それがフランス人の琴線に触れ、
第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを受賞したのだと思います。

今なら、Amazon Prime Videoで是枝裕和監督の映画が、
無料で結構観れます(勿論、会員限定ですが)。





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