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2020年10月31日07:28

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ドラフト会議2020

今年は久々に会心のドラフトになった。
自分が阪神ファンになってからもう35年になるが、
この間に阪神が「超目玉」の選手を獲得したのは
2003年の鳥谷、2012年の藤浪しかいない。
なので競合の大物を阪神が獲得すると言う事自体
10-20年に一度しかない非常に珍しい事と言える。

藤川や能見、安藤や今岡のように大成したドラフト一位も
ドラフト時点では「超目玉の選手」という訳では無かった。
むしろ藤川は上原や二岡、岩瀬や松坂にふられて辿り着き
能見も野間口や那須野、一場では事件が発生して
なんとか逆指名にこぎつけた選手という印象だった。

正直、佐藤はまたクジを外すのだろう、巨人かホークスに
持って行かれるのだろう。だったら、最初から高橋や
栗林に行けばよいとすら思っていた。まさか当てるとは。


一位 佐藤輝明(近畿大・三塁手/外野手)

まさか大山があそこまで大成するとは思わなかったし
ファームでは井上が高卒1年目で9本塁打。
阪神で大砲候補が出てきつつある中で佐藤君獲得はデカい。
ライト佐藤、三塁大山、レフト井上の3,4,5番でもいいし。
まぁ映像を見ていても、まだアラはあるし三振も多いから
数年は打率.240本塁打10本くらいをウロウロする気がするけど
その後は20本30本打ってくれるんじゃないかって期待がある。
頑張って欲しい。

・・・福留や糸井の後継って部分がよく言われるけど
やっぱこれで後が無くなったのは高山と中谷だろうなぁ。
この二人はとにかく超クソボールを振るのをやめたら
もうちょっとマシにはなる気はするけど。



二位 伊藤将司(JR東日本)
伊藤隼太、伊藤和雄に継ぐ第三の伊藤。
横浜高校でエース、大学時代は地方リーグながら勝ちまくりも
ドラフトにかからず、社会人でも活躍した事で指名に至った。
去年も今年も「阪神は盤石のリリーフ陣」と言われてきたけど、
正直それは怪しいと思っていて。
盤石なのは岩崎くらいで、馬場・スアレスが台頭したのも
正直ラッキー感は強かったし、藤浪・岩貞は本来は先発。
藤川は引退、島本、守屋は故障から復帰できていないし。
だから伊藤が左の中継ぎでフル回転してくれればありがたいし
上手く先発にはまってくれたら、岩貞をリリーフで固定できる。

球速はMAX146km。社会人で実践派。これがどう出るかかなぁ。
「社会人で実践派」ってすぐに使えるってよく言われるけど
阪神で言えば斎藤友とか谷川がそうなんだよね。



三位 佐藤蓮(上武大)
この選手の経歴見てびっくりしたわ。
大学の最終年度までまったく投げてなくて
最終年度に8試合18イニング投げただけ!
二位の伊藤は大学時代50試合269イニング投げてるのに。
つーか、投手をちゃんとやりだしたの大学入学後。
ほっとんど投げてなかった投手なのに、投げてみたら
球速155km!すげぇな。もうちょっと試合数増えたら
一気に160kmとか行きそう。即戦力では無いな。
数年後に「なんやアイツ!」って凄い投手になる事を期待。



四位 榮枝裕貴(立命館大)
4年次だけ正捕手。けど4位縛り。
指名順縛りの選手はそれだけの自信があると言う事なので
期待はするけど阪神で指名縛りと言えば「俊介」。
まぁ、里崎の言葉を借りれば「阪神は梅野がいるから
捕手は入ってもトップにはなりにくい」って事ではあるけど
梅野・坂本・長坂・榮枝で切磋琢磨して頑張って欲しい。
「肩は抜群」「巨人の小林のよう」って言われてる辺り
打撃は微妙なんだろなと思う。梅野の後継になるんだろうか。



五位 村上頌樹(東洋大)
去年の春に防御率0.77 6勝無敗。
通算でも12勝3敗。防御率も四死球率も良い東洋大のエース。
よく五位で取れたな!って選手だけど、故障持ち。
腕の肉離れらしいけど、もうキャッチボールは出来るとか。
動画を見てても見てて気持ちの良いストレート。
矢野監督が「ケガがないと、この順位で取れていない」って
言ってるけど、まさにそう思う。



六位 中野拓夢(三菱自動車岡崎)
木浪も今年は守備は去年より向上したし小幡も出てきたけど
まだ内野守備の不安定さは12球団ワースト。
中野君は一応、社会人ナンバーワン遊撃手で矢野監督曰く
総合力があってプロでもすぐにやれる力があるらしい。
社会人ナンバーワン遊撃手、総合力、打てる、守備〇。
どっかで聞いた事があると思ったら木浪を獲得した時に
聞いたフレーズと同じ。二遊間の選手は必要だったので
ここで第二の木浪が取れたのなら収穫と思う。



七位 高寺望夢(上田西)
ネットの評判では「天才」「アベレージヒッター」
足も速くて打力は抜群らしい。正直、そんなに凄い選手が
七位なんて事がありうるだろうか?とも思うけど。
今年は甲子園が無かったから埋もれたのでは?と言われると
まぁ、そうかもなぁと思うし。
でも、他球団のスカウトが見逃すなんてありうるか?と言うと
それもまぁ、そうかもなぁと思うし。
本当に天才ならいいな。遠藤と張り合ってほしい。


八位 石井大智(高知ファイティングドッグス)
球速153kmとシンカー。独立リーグでの負け数は多いけど
イニング数よりも三振を取ってる辺りはリリーフ向きかも。
独立リーグからの下位指名入団で言えば阪神だと福永が
「ファームではいいけど、一軍だと・・・」って状態。
そこを突きぬけてくれたらいいなと思うが。


育成一位 岩田 将貴(九州産業大)
育成っぽいと言えば育成っぽい左のサイドハンド。
左のサイドハンドと言えば我々世代だと「田村」なんだけど
投げ方とか背丈を見るとウィリアムスかな。
いや、球速を考えると田村か。
これまたヒジの故障から戻ってきた投手らしい。




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去年が高卒を並べた「育成」を軸にした指名で、
今年が大卒・社会人が多いから「即戦力」って新聞は書いてるけど
こうやってそれぞれの選手の出自を見ると即戦力感があるのは
二位の伊藤、六位の中村くらいのような気がしなくもない。
伊藤も「今年の能見くらい」、中村も「初年度の木浪くらい」かな。

一位の佐藤君がさすがに一年目からサンズより打つか?というと
やっぱファームで結果を出してからとかになる気もするし
三位の佐藤君も五位の村上君も故障を見ながらになるだろうし
(慌てて投げさせて潰さないのも阪神の良いところ)
捕手は時間が掛かるってのもあるから、栄枝君もファームだろう。

となると正直、今年も育成指名だなというのが自分の結論。
去年も今年も好素材が入ってきているので黄金世代を
作ってくれたらなと思う。




あと。社会人になって若手の頃は出張の帰りに
喫茶店で軽くサボりながらドラフトの実況を見てたりしたし
有休を出して、家でskyAを見たりしていた。
近年は会議と被ったりもしてたけど、今回は客先へクレーム対処をして
阪神ファンの技術課長と串カツを食べながら一喜一憂した。
ドラフトの日の過ごし方は自分の社会人としての成長を感じないではない。
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