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2020年11月07日23:38
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酒場211「ボデガ・チャクラ バルダ2018」
�々盖蕁�オラァ！
「サッシカイア」。
泣く子も黙るサッシカイア、の一族がパタゴニアで造るピノノワールらしいです。単なるブランド買いではなく、かつて飲んだパタゴニアのピノ種が珠玉の出来だったので、主にそっちの由。だが、『サッシカイア』の家紋がまぶぴい。キャップシールが無いのね。
��透け透けのルビー。鏡面のようにクリアだが、フチは円やかに紫がかって見える。アシは中庸より早く、涙はつう、と降りる。
香りの立ちは並み、やや香る程度。これはヴォリュームの話で、香り自体は素晴らしい。小振りで適度に熟したイチゴ。ハニー。樽のバニラは淡い。アルコールはミュートされている。スパイスは特筆できない。キャンディのキュートさ。樹脂。濡れたアスファルト、花は菫、ちょっとミルキーな印象がある。高貴さと元気さのバランスが、妙。
��真面目。ものっそい真面目。これは難しい！ブランドイメージを抜いて飲んだとしよう、物凄く美味い。多分ピノノワールには辿り着けると思うが、どこぞの出自なのかは判らない自信が、逆にある。
アタックは正に絹。てゅるてゅる。ライトボディこの上ない。タンニンは飾りである。その飾りが細やかに可憐に、輝く。香りで隠れていた果実がこぼれだす。桃、オレンジ、洋梨、すっぱいチェリー。ええ、これちょっと美味くない？酸味はよく立つ。その酸非常にフレッシュ。塩！岩塩系のたくましいミネラル塩気。鼻を抜くと熱いアルコールと共に、どこか枯れたような松脂やクッキー、乾いた牧草の青さがふっと昇り、でも余韻にマシマシフルーツバスケットがドンと存在してるから、これを以て非常に難しいクソ美味い。
ブルゴーニュから陰を抜き、チリから土と陽を抜いた。その結果が、この純真。
一杯毎に美味くなる系。実際、若くて硬い系ワインの可能性がある。主なラインはやはり、ド真面目。静けさと均衡。が、熱も感じる。図書館司書系ワイン。定時まで静寂の仕事をする。髪をほどいて
ライブハウスで絶叫する準備は整っている。みたいな。
『サッシカイア』はむしろ(飲めないから)なんぼのもんじゃいなスタンスだったが、これは鬼。我がピノノワールの裾野が新たに照らされる思い。
87点を慎んで捧げたい。もうやだ！
「サッシカイア」。
泣く子も黙るサッシカイア、の一族がパタゴニアで造るピノノワールらしいです。単なるブランド買いではなく、かつて飲んだパタゴニアのピノ種が珠玉の出来だったので、主にそっちの由。だが、『サッシカイア』の家紋がまぶぴい。キャップシールが無いのね。
��透け透けのルビー。鏡面のようにクリアだが、フチは円やかに紫がかって見える。アシは中庸より早く、涙はつう、と降りる。
香りの立ちは並み、やや香る程度。これはヴォリュームの話で、香り自体は素晴らしい。小振りで適度に熟したイチゴ。ハニー。樽のバニラは淡い。アルコールはミュートされている。スパイスは特筆できない。キャンディのキュートさ。樹脂。濡れたアスファルト、花は菫、ちょっとミルキーな印象がある。高貴さと元気さのバランスが、妙。
��真面目。ものっそい真面目。これは難しい！ブランドイメージを抜いて飲んだとしよう、物凄く美味い。多分ピノノワールには辿り着けると思うが、どこぞの出自なのかは判らない自信が、逆にある。
アタックは正に絹。てゅるてゅる。ライトボディこの上ない。タンニンは飾りである。その飾りが細やかに可憐に、輝く。香りで隠れていた果実がこぼれだす。桃、オレンジ、洋梨、すっぱいチェリー。ええ、これちょっと美味くない？酸味はよく立つ。その酸非常にフレッシュ。塩！岩塩系のたくましいミネラル塩気。鼻を抜くと熱いアルコールと共に、どこか枯れたような松脂やクッキー、乾いた牧草の青さがふっと昇り、でも余韻にマシマシフルーツバスケットがドンと存在してるから、これを以て非常に難しいクソ美味い。
ブルゴーニュから陰を抜き、チリから土と陽を抜いた。その結果が、この純真。
一杯毎に美味くなる系。実際、若くて硬い系ワインの可能性がある。主なラインはやはり、ド真面目。静けさと均衡。が、熱も感じる。図書館司書系ワイン。定時まで静寂の仕事をする。髪をほどいて
ライブハウスで絶叫する準備は整っている。みたいな。
『サッシカイア』はむしろ(飲めないから)なんぼのもんじゃいなスタンスだったが、これは鬼。我がピノノワールの裾野が新たに照らされる思い。
87点を慎んで捧げたい。もうやだ！
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