mixiユーザー(id:11672499)

2020年10月12日23:29

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挫く日


とりのしんぞうを串にさす
心臓が奇数なら
とりが半分だけしんでいる
偶数ならもっとしんでる
とりは
湖水にたゆたって
絵画のようにやわらかい
そこへ百合を捧げて
答のない永遠の笑みを得、
つぎに牡丹をちらして
つみが具象される
この匂いは
下駄箱にもっとも近い
どこかで花火があがっている
と心臓がふるえている
つぎに吐息をおかすと
アサとキンモクセイ
ネジバナやカモミールの葉がしおれ
喘息に病んだ吐息から
虹色の吐息が生えた
ゲヴェルツトラミネール
切り立った人工の法面を左に
しもしらず悠々と歩く
昨日火事になった
馬小屋から飛び出したフェニキアの
娼婦がびっくりするだけ
日がくれたら夜は
さまざまなかたちでよい
女神は口付けるライチへ
遊園地のチケットのように
はじめてとりへむきあうと
既に仏法の世である
指で眼鏡をつくって
ドバトの色彩が変移することをみる
ハロー
鼻毛をきる
リフだけが浮いてる末法の夜
いつか掴んだ柿の朱
探偵のいる平面図
講堂でテトリスしてるプルースト
酒蒸しの浅蜊、その静寂、その
砂を
噛むような
その

背中にカメムシが入った
ら、かなしい
つぎつぎ絶えず旅をするように
宝珠のような記憶をロマンティック街道へ沈めて
真一文字の唇は楓のように燃えている
腕組みしてかんがえる、膣ってなんじゃ?
この馬にきいてみるが
ただ鼻をならすだけだった
暁光をあびて
とりは
既にとびさったが
その軌跡は永遠の模様を画く
とりの心臓のかなしみに
附託されたまっさおな
希望
だれかをあいしたい葡萄の蔓が
壁画のようにはびこるが
既に不死であれば
凍結したモビールが
吐息で微かにふれる、だけ
尾羽に瞼をきられ、もう瞬きもできない
むっちりした脇は生命の香を放つ
完全な海がある
ここに死を、歴史が堆積し骨よりも
白く
豪奢で、
南国を象徴るす
おっかさんが茄子の古漬けをもってきた
ああ眼に余る枯れた紫に怯え
ラッキーストライクを灯す
孤島でサカナを釣りながら
どうしてかキミをあいしたい
とびたったとりは
極彩色で法悦を語りだす
緻密で放埒なメロディ・ライン
それは君たちの血液で
この血の流れる夜の河川でもある
やくたいもない井戸の底から
清水ではなく情念を浚うのだ
その行為が貴い

血液が沸騰する夜が
亀のように静かだが
ムスカリの一輪を鼻へ寄せ
どうしても孤独を
思う
そして絢爛す
呻く山河あり
堆積した牡蠣の殻の歴史から
菩薩の羽衣を
ぬすんだ


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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月14日 03:42
    何かを連想しようとすると頭に強烈な打撃が
    来てそれをバラバラにされてしまうテンポ
    がこの二日酔いの頭に刺さりますm(_ _)m
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月16日 23:52
    コルベさん
    こんばんは
    恒例のA・Aも極まれる獄作です
    イヨイヨ潮時か、と思うこと頻りですが、
    人間こうなってからが長いんです
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月17日 00:01
    どっぺさん
    こんばんは
    本当に大変なことになってます
    それでも短い秋を思います
    究極に意味のない、正確には意味の読めない詩を
    書こうとしても習慣や足跡が付きまとう
    これが個性かもしれません
    酒樽へぶっこんだ脳が溶けて
    発酵して泡立ち、また酒になる輪廻だす
    真面目な話、もっと詩をちゃんと書き続けたいです

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