mixiユーザー(id:11672499)
2020年01月21日23:52
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酒場152「Ｅ・ギガル社 コート・デュ・ローヌ・ブラン2015」
�，�値打ち。ギガル、コートデュローヌの赤を何度リピートしたか知れない。反則的なコストパフォーマンスを誇る。これはきっと白にも当てはまる。ヴィオニエ主体、ルーサンヌ、マルサンヌ、クレレット、ブールブーラン、グルナッシュ・ブランのブレンド。まあ！豪華。
��黄色味がよくでる。緑がかっている。午前の木漏れ日。アシはない。
香りはよく立つ。そして良い。樽の甘さではなく、花の蜜の甘さ。繊細だが、芯がしっかりある。アルコールは立ち、よく熟した梨、石灰のミネラル、微かに胡椒の、ぴりりと来るスパイス。湧水ではなく、潤沢に流れる清浄な川の匂い。
��9点。うっま。洗練、シャープ。喉が河原になる。アタックはトロリとした感触。酸とタンニンは低いテンションで、しかし巧みに均衡する。
甘い。アカシアの蜂蜜である。アルコールのヴォリュームは強い。特筆する旨味がたっぷり。
余韻。ふくよかで広がりのあるボディのなかでミネラル、塩気がはっきりした足音を聞かせるが、それは近付くものでなく、遠ざかりゆく足音だ。そこにセキバクは感じない。白い花の園、或いは果実園から遠ざかる足音は、わたしのものであるから。もぎ取った硬い白桃を玩びながら
光景がクローズ・アップされてゆく。満ちるほど清涼な孤独を感じる。
ギガルはヤバい。大手は強い。寒い。
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