mixiユーザー(id:11672499)
2019年12月11日23:00
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酒場143「グランド トカイ グランド セレクション トカイ フルミント ドライ2015」
�，修譴覆蝓�や○や。トカイ、ハンガリーにイカれる切っ掛けとなったワインの、上位キュヴェ。とは言え値段的には￥200ほど上回るのみ。￥200。悩ましい差、だ。
��微かに青みを感じる、朝の光線。グラスには疎らな気泡。アシは白としてはかなり長い。境界は一瞬で破砕するが、そこから粘度のある涙が降りる。
やはり香りは相当良い。だが前回のように即座に「浅春の花畑へワープする」ことは出来ない。よりハーブが立ち、硬質なミネラルの手が、我が肩に掛かる。その手は白く小さく、柔らかいのに動けない。
また、オイリーな要素へも気付く。
��8.7点。アへる美味さ。￥200の上積みが0.2点の加点になった？違う。
飲み口の水、清水。ガスの刺激は皆無。酸味はツン、と立つ。すっぱい林檎。ライチ。レモン。果実味で推す美味さでは無い。ハンガリーのワインには、通低する塩気があると思う。これが旨い。仄かな苦み。余韻のシャープな長さ。元よりの酸の薄衣が、はらり
はらりと失せて只白光へと近付く。
赤のハンガリーは切迫したキレ。からの抱き止める寂しさ。
白のハンガリーは可憐。幼いプリマ・ドンナを眺めるようだが、不意に緞帳は切って落ちる。
「グランド トカイ」の廉価帯のが、実は好みだ。この辺は純米酒を、純米吟醸酒よりも好む感覚と繋がると思う。「グランド セレクション」は￥200以上に「造られて」いる。
お花畑へ早々にワープしてアへりたかったが、「グランド セレクション」にはそれを許さないシビアとシリアスがあった。
二百円の重みが怖い。
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