mixiユーザー(id:11672499)
2019年11月20日23:43
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酒場135「トーレイ エグリ・ビカヴェール2015」
�，�値打ち。近所のスーパー。よくよくワイン売場を物色すれば、ハンガリーのワインが置いてある。買い。
�◆屮咼�ヴェール」とは雄牛の血、の意だそう。よく透けるルビーだが、微かに退色や曇りを匂わせる。アシは中庸、粘度は十分。
香りは立ち、スパイシー。樽の利きから脱け出す、胡椒やニッキの要素。心地よいざらつきがある、独特の香り。ググった結果、品種はメルロー、カベルネソーヴィニヨン、ケコポルトケクフランコシュのブレンド。
もう一度言いたい。ケコポルトケクフランコシュ。呪文かな？
��8.4点。淡麗辛口。優雅とはちょっと違う、バレエダンサーの、無駄を削ぎ落とした肉体、その美しさと苛烈さ。
ライトボディ、タンニンは弱く、チェリーと未熟なイチゴの果実味。酸味は立ち、苦味と引き合う。果実味の余韻は冗談のように速く消える。するとミュートされたタンニンやミネラル感、出汁の旨みがさらけ出される。
果実味に頼らない余韻でこれ程飲ませるのは凄い。ライトボディと言ったが、喉を過ぎてゆく感覚は艶かしくねろっとしていて、旨み塩気、あ、トマトジュースかな？いいえ「雄牛の血」です。鼻を抜ける香気は雄弁であり、このワインの実態がまるで掴めてない。ただ、相当美味い。メルロー、カベルネの姿も悔しいほど見えない。ケコポルトケクフランコシュ、君か、コウイウ事をするのは！
日々通うスーパーにこういったお値打ちな傑物が潜んでいるから、ワインは本当に恐ろしい。
もう一杯だけが、何故か一本を消し飛ばすことも、恐ろしい。
ハズレた試しが無い、ハンガリーが怖い。
ここらで一杯の、ケコポルトケクフランコシュが怖い。
(ﾄﾞﾔｧ!)
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