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2019年09月19日23:56

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スター・システム


ドライブイン・シアター
今正に知性が、焼け付いた
エンジン・ルームの
震動のなか
星空に帰るところだ

雲のように話そう
そのように歩こう
一秒をきりとるレジスタードトレードマーク
一枚の紙切れの薄さや蟷螂の冷徹さで
情念のレジスタが紙を吐く
スタバには空席が目立っている

カーナビへ流入した血液がずっと沖を指す夏に
油彩されたタンクトップに
怨念が
おんねん
な?
なあ、スケベしようや…
「右折専用レーンがあります。」

電撃が立った鋼と肉と邂逅
ゆきぽよのケツの断面に
夏がつきたっている
包丁を拭っても夏が流れる
シンクはもう夏で一杯で


どうしようもない

ザーサイを摘まむところで滞る
とえはたえ
灯火へたかる夜蛾の回転
からいだけの海
役目を終えた人参たちが
またぞろ汗を光らす
べく勃起してはしなしなとくずおれる
ぼくの肺にはミョウガが生え始めた
だから溜め息まで辛いんだ

ばたばたと燃えている情念のほむら
熱は籠り、納骨堂はサウナ
一年かかって貯めた割り箸をてきぱき折り
篝火の火種にする夜
最高に絶叫した

心地よい汗がまびさしを覆うと
また叫びだした
爪弾かれるベースの震動がちんぽにきて
五線譜上へ
射精した
彼我、ゆくもの
とどまるもの

ビッグフット
グレイ
ネコマタ
吸血鬼
かたりえぬもの
わかりあえない
ラブコメディの体でおなしゃす
今知性を捧げるから
なけなしの灯火へ all right! と叫んでくれ
血のような酒を飲み続けて
山に登れば山が在り
川に潜れば川に死ぬ
ハロー、チクチク
定型のまくらことば
すこし雨がつよければ
みどりごはすくすくと育ち
左手で河の霊気を撫した時は
地平面の半径で憎悪している
爽やかに
ただ
峻険な
山脈のように




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