mixiユーザー(id:11672499)
2018年11月18日00:17
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酒場その4「鶴齢 純米吟醸」
�…困�もの。タダより美味い酒無し。
�¬疑�透明。誠に濁りのカケラもなく透き通っている。香りも、ほぼない。しつこく嗅いでいると、日陰の縁側を思わせる懐かしい芳香の、微か。
��7点。タダ酒かつポン酒を、前3回までレビュったブドー酒の批評と同列に扱うのも、如何なものかと思いつつ。
初めは無の無、飲む。抜ける時にキュウリか、漬けるしかない間引た小メロン、その香りもあるも強くはない。まさに水のように飲める。忘れた頃にまた飲むと、ほんのり甘みが感じられ、よわい下草の香りへ気付く。舌の脇がサワサワする感じかあって、くすぐったくて飲む。以降エンドレス。
酒も飲めない時分に、『世界の酒』の文庫本を幾度も読み返した。遺失して久しい。なんて先生が書いたか、ググりゃなんでも出てくるがやんない。今こそ金言の宝物庫であろう、かの本には「水のように飲める酒(日本酒)がよい」的なことが書かれてて、ほーん
と思った。「鶴齢」はまさにそれ。日本酒は引き算で、最期は水でいいのかもしれない。
ぼくはまだ若いから、水に至るまでにわちゃわちゃしたものへ気付けたらソレを掴まえて「このサケのココに、ね、…」なんてウゼー蘊蓄をカマシたい。
鶴齢さんはｿｳｲｳﾉｲｲｶﾗ、と言わんばかりに、水のようだ。
水であるのに、路傍のウェットな犬便のようにデロっと酔うのはなんなんでしょうかね？
明日は絶対サケを飲まない。絶対飲まない。
サケが飲みたいから飲まない。詩が書けないし涅槃が迫るから飲まん。
日本酒は幽玄へ至る。「鶴齢 純米吟醸」この薄衣さってタマラン！
ぼくは明日は酒は飲みませんよ。残念でした。
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