■ウソ

今日は
ウソをつく日
だが
趣向を変えて
ウソについて
考えてみよう
と思う

基本的には
過去に考えた事
の焼きまわし
になっている

書いている間に
閃きでもあれば
面白いのだが


ここでの
ウソの定義は

伝達者が
虚偽である
とみなす信念を
事前予告なしで
他者に形成
しようとする
成功も
失敗もしうる
意図的な試み

とする

この定義に
従うなら
特定の人物に
真意を伝える
様な比喩表現は
ウソになりうる

なぜならば
その他の人物に
伝わる意味は
真意とは
異なる事を意図
しているから

このような
言動で
特に悪意のある
モノを
一般的に犬笛
と呼ぶ

実際に
犬笛を吹いた
伝達者は
その事を
指摘されると
特定の人物以外
に向けた言葉だ
と主張しながら
冷笑する

特定人物か
その他
どちらに
ウソをついたか
分かるまい
という訳だ


ある人物が
伝達者が
虚偽と考える
受け取り方
をすると
理解したうえで
伝達者が
それを正さず
虚偽と考えない
発言をするなら
それは
高度なウソだ

この手のウソが
取沙汰されれる
ような状況で
伝達者には
指摘者への冷笑
や
対象者への批判
という逃げ道が
用意されている

各種契約や
官僚言葉には
煩わしい
問答や書面制作
付きまとうが
そこを曖昧に
やり過ごすと
あっという間に
高度なウソに
囚われるだろう


所要時間　１時間１１分