たぶん、反応するのは数名なので
久しぶりに日記に記す。
所沢市役所の「みどり自然課」に、伐採木の無料配布などはしていないのか聞いてみた。
対応してくれた若い男性職員は、とても丁寧に答えてくれた。
結果から記すと、配布はしていない。
市の保護林などから伐採された樹木は、ウッドチップ業者に卸され、残りは産廃業者に引き取ってもらい焼却処分している。
しかし、所沢市は「ゼロカーボンシティ」を宣言しており、ただ焼却するのでは無く、資源の有効活用としての使い道を検討しており、薪の配布も候補としては上がっている。
問題は幾つかある。
公園や保護林で地面に生えている状態の木は、二酸化炭素の吸収や景観など、市民が平等にその効果を受けられるが、伐採後の「資源」になると、特定の人にそれを渡してしまうと、貰った人だけが得をしてしまうので問題になるのだという。
また、みどり自然課は「生えている木の保全」が優先目的なので、伐採するのは古く腐った木なども多い。
薪として配布しても、市民が欲しがる品質の薪にならない可能性もある。
伐採後に薪として乾燥させる場所も問題になり、やはりちゃんと乾いた薪には出来ない。
薪の品質に関しては、自分からは配布時に「いつ、どこで、なぜ伐採したか?」を貼り紙などして貰えれば問題はないだろうと伝えた。可能ならHPに掲載すれば、その条件の薪でも欲しい人だけが取りに来るから、大した問題にはならない、と意見した。
担当者は、昨今のキャンプブームに関しても、コロナウイルスの影響を受けにくい娯楽として認識しており、焚き火用の薪の需要についてもよく分かっていた。
問題は有るが、将来的には薪の配布、もしくは格安販売はあり得るという答えが貰えた。
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