旅は急に変わるから面白い。

7.21.

怪しいオヤジは
ただ怪しいだけで終わった･･･

バスに乗り
庵治町へ行く。

ここは映画・世界の中心で愛を叫ぶのロケ地。

なんか知っちゃたんで
ついでだから見てみる。

あ、なんかこの海岸わかるぞ！


ミーハータイム終了。

で、香川県といえば
うどん。

無知な僕でもそれくらいは知ってる。

朝食として
近くのうどん屋へ。
どこが美味しいとか知らんからね。

理由は忘れたし
書いてもいないんだけど

うどんは食べずに
普通にご飯と魚と食べました。

しかもタダで。

旅の事情とかでお店の方が
粋な計らいをしてくれたんだと思う。


ヒッチハイク再会。

トータル52台目の人に
讃岐うどんを食べさせてもらう。
美味しかった。
なんか今までと違う感じはしたけど
感動はなかった。

53、54台目と乗り継ぎ

55台目のおじさん。

ものすごいうどん通で
一番うまいとこ連れてってあげると言ってくれた。

若干お腹いっぱいだけど
まぁいいか。あざーっす。


すると民家みたいなとこ。
お店の看板あった？

でもお客さんはいる･･･。

でもお店というより
普通の家の前に
大きいテント（運動会とかで建てられるやつ）を
付けて、そこで炊き出しの雰囲気があって

一応うどん販売してるみたいな

そんな感じで

一玉70円だった。

70円！？目を疑う。
トッピングでさらにお金がかかる仕組み。

ネギはタダだった。やったー。

おじさんがいうには
卵はつけた方がいいと。30円プラス。

で、ぶっかけうどんが出てくる。

汁がない！？

そんなうどんあんの！？

そこにある特製のタレがあって

これを６滴かけて
後は混ぜるだけ。
それで食べてみぃと言われる。

そんなうどん食べたことないと思いながらも
言う通りにする。



！？

めっちゃうまい！！

これうどんか！？

今までのうどんの常識が･･･
まぁ浅いんやけど。

びっくり。

お腹膨れてたけど
ペロッと完食。



これから僕は５年くらい旅人生が続くわけだが
一番美味しかった食べ物はここで決まってました。


56台目で坂出市に入る。


こっから四国を出て
岡山県入りしたいんだけど

どうやら車で行ける橋がなくて

電車じゃないとダメみたい。

車にこだわるとまた遠回りしなきゃいけないっぽい。


こだわってないんでJR採用。

電車に揺られ

岡山県に入る。

倉敷市の児島というとこで降りる。


57台目。

ん？

怖そうな車が停まったぞ。

「兄ちゃん、どこまで行くん？」

怖そうな人が二人もいるぞ。

広島を目指そうとしていると説明すると

もう遅いから
うち泊まるか？と。


いや、いいです。


とは当然言えなくて

YESと答える。

そして

「俺ら、ヤク○なんよ」と




もう引き返せない･･･。


でも、まぁ雰囲気的には優しい。

名刺もくれて
見たら若頭補佐と書いてる。


で、アパートへ。

「ここ俺らの事務所」

そうなんだ。こんな感じなんだ。
普通のアパートだな。


「今日はここで泊まってもらうから〜」




もう引き返せない･･･。