キハ32をつくる　〜プロローグ〜

このキットを買ったのはもう三年も前のことー
それからいくつかのキットを組み、そろそろ手をつけてみようと思ったこの夏、
いよいよキハ32の製作に着手することに。

それに先駆けまず下回りをやっつけよう。
HOゲージの下回りはたいてい別売りで、指定の部品を組み合わせて形にすることが多い。
このキットも御多分に洩れずモーターやら車輪は自分で調達する仕組み。
組み立て済みなので性能は保証されているのはありがたいがいかんせん高い。
ということで今回は手持ちの部品を有効活用することに。


ここにあるのが動力台車。MPギアというもの。
銀色と黒色の車輪があるけれど今回はこの二つをシャッフルして使う。
両者の違いは色だけでなくホイールベースの違いもある。
具体的には銀色の方が1.5mm長いので、そのシャフトを切り詰め黒と同じ長さにする。
そして切り継いだシャフトに黒車輪をつける。このキットは動力は一台車だけだから加工した方を使ってもいいんじゃないかと思ってのこと。
銀色の方はとっておいて次回以降に使うようにしよう。チリも積もればマウンテン。


分解しモーターツールでシャフトを切断。これを導入してからこの作業が格段に早くなった。


切断完了。接合には真鍮パイプを用い瞬着で固定。


こんなあんばいで組み付ける。パイプは見栄えも考慮して塗装。


床板を組み線路に載せて試運転。調整は必要なもののすぐ快調に走り出した。

かくして下回りから始まったキハ32製作記。
上回りも追って取り掛かる予定だが、何せ実物を拝んでいないのに作るのはなんだか。
というわけでこの夏残り少ない休みに一年ぶりの海外遠征を模索中。