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2017年09月24日08:37

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SL大樹の編成について。

8月より東武鉄道 下今市⇔鬼怒川温泉間で運行を開始した『SL大樹』。
9月23日に乗車してきたので日記に記したいと思います。
今回はSL大樹の編成を紹介します。

いわきから東武鉄道の下今市駅に行くには色々なルートが考えられますが、今回は上野(浅草)経由で行く事にしました。

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久しぶりの『スペーシア』これで下今市まで。

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スペーシアが下今市駅に到着すると同時に『SL大樹2号』が鬼怒川温泉からやってきました。
編成を牽引する『C11 207』はJR北海道からの借り受け。
昭和16年の製造。長らく北海道内で活躍し昭和49年にいったん引退。平成12年に復活して平成26年まで道内のSL列車で活躍した後昨年(平成28年)に東武鉄道が借り受けて今夏からの運行に就いています。

外観上の特徴は両側に張り出した2灯のヘッドライト。
濃霧対策のためと言われていますが、そのおかげでなんとも愛嬌のある感じになっています。

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C11の後ろに常に付き従うのは今では走行するシーンを全く見なくなった『車掌車』ヨ8634。
運行開始前から何故『ヨ』が必要なのか不思議に思っていましたが、この『ヨ』には東武鉄道で使用するATS(列車自動停止装置)が搭載されているとのこと。
小型SLであるC11の本体にはATSの装置を搭載できないのでこのような形になったのですが編成のアクセントになっていますね。
このヨ8634は昭和53年製でJR貨物から譲渡された車両とのこと。

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客車はJR四国から譲渡された14系客車。
よくぞこれだけ古い14系のオリジナル車が改造されずに残っていたものだと感心する。
両端の車両の床下にはディーゼル発電機が搭載されていて、先述のATS動作用のバックアップ電源としても使用するとのこと。

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編成の最後はDE10 1099が締めます。
SL大樹が運転される東武鬼怒川線はかなりの勾配路線なので非力なC11の頼もしいアシスタントとして後部補機を務めています。
昭和46年製でJR東日本からの譲渡車。
驚くべきはSLにも負けないピカピカさ。
国鉄時代のディーゼル機関車が風前の灯の現在、このように私鉄に活躍の場を移してきれいな姿で活躍するDE10を見ると嬉しくなります。

こうして見てみると、編成自体が『走る鉄道遺産』の趣です。

次回はSL転車台と車内の様子です。







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