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2020年03月30日07:29

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☆洋ちゃんの読観聴 No. 1390

☆洋ちゃんの読観聴 No. 1390            

マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、
ポール・メイソン、斎藤幸平(編)
「資本主義の終わりか、人間の終焉か? 
未来への大分岐」 

気鋭の哲学者の斎藤幸平が今旬の3人の
学者/ジャーナリストと対談したもの。
親書で300ページを少し超えるボリューム
ながら中身は濃い。

この4人の共通点は、ソ連の崩壊以降は
資本主義社会しか人類が選ぶ道はないという
一般的な考察に真っ向から反対している点だ。
確かに中国共産党の独裁ぶりを見れば、
あるいは古い話だがソ連のスターリン体制を
見れば共産主義には幻滅させられる。

しかし、著者らが示す共産主義とは(必ずしも
全員が共産主義という言葉を使用しているわけ
ではないが)上からではなく下からの積み上げに
よる社会の実現だ。

つまりは民主主義ということになる。どうか
すると僕らは、特に日本では、政治は選挙だけの
政治に終わってしまっている。議員を選んだら
リーダーを選んだら後はお任せということだ。

しかし、M.ハートが言うように、民主主義は
政治だけでなくもっと幅広く捉えるべきなの
だろう。もっと経済、あるいは生活の場で
民主主義を貫く必要があるのかもしれない。
その地道な行動の先に政治の世界の民主主義が、
そして民主的な社会の実現があるのかもしれない。

いろいろなことを考えさせられる良書である。

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