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2020年01月05日17:24

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おおおじーちゃん その4

今日、
チッペに勧められてこんな本を読んだ。

フォト

長年スピーチセラピストとして活動してきた堅田さんが書いた、
フィクションである。

ある吃音を持つ少年の、
小学校1年生から5年生までの、
そして母親をはじめ学級担任などの、
成長を描いている。

フィクションではあるけれど、
著者の経験に裏付けされたノンフィクションと言ってもいい。

たくさんの示唆をもらった。

作中に5年生の担任が登場する。
若くて熱い、いい先生だと思うが、
吃音についての理解ができていない。

まず元教員として、
ぼくがもし吃音の子どもを担任していたらと、
ヒヤッとした。

おそらく、作中の先生と同じように、
ぼくも無理解のまま子どもを救えずにいただろうと。

吃音は病気でも「障がい」でもなく、
その人の喋り方なのだ。

どう治療するかを考えるのではなく、
吃音を持つ人がそのことで苦しむことのないよう、
周囲がその喋り方をどう受け止めていくかを考えることが大切。

なるほど。

「障がい」ではないと言うけれど、
インクルーシブ教育につながる考え方だと思った。
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