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日記一覧

歩きたいから
2020年09月28日11:54

ぼくの脊柱管狭窄症はかなり状態が悪くなっている。1万歩以上を1000日続けたのは今や過去の栄光。2〜3000歩も歩けば痛みやしびれで歩くのが困難になる、と言う状態が続いていた。これではコロナが終息したところで旅に出るのも難しい。ほっておくわ

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みつあみ勉強しときます
2020年09月27日15:40

今回のプリンちゃんは1泊、27時間の滞在。またお手紙を書いてきてくれた。今回もおうちピクニック。おばーちゃんと一緒にハートの冠を作って、おじーちゃんとはお絵かきやお気に入りの粘土遊び。ハロウィーンのかぼちゃも作ったよ。本物のかぼちゃでも。今

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輪は拡がったけど
2020年09月25日09:29

セーナに届けたシロメダカの卵が、3尾孵化したそうだ。これで小学校にプレゼントしたのに続き、河童由来のメダカがまた門外に出た。うれしいよね。ただ3尾じゃ少ないだろうと、もう40個ほど卵を届けておいた。卵は採取しても大半が腐ってしまうんだけど、頑

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 日本国内を西へ南へ、気ままに旅を続ける男。そこに超自然的存在の美少女が表れ、同行することとなる、といったストーリーである。こういう構造の小説が、成功するかどうかのポイントは、大きくは次の二点だろう。一、 旅は物語に必然なのか。旅でなくては

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達人に支えられ
2020年09月23日14:38

全国からどっと(ウソ。ちょろっと)、連載終了お疲れ様メールが届きました。皆さん楽しんでくださったようで、連載が終わるのは寂しいと。うれしいなぁ。実は小説を真っ先に読んでくださったのは久留米の達人で、すぐに身に余る書評を寄せてくださいました。

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 頓着せずに女は続ける。「ご迷惑かと存じますが、少しお時間を頂戴いたします。 実はご申請いただいた書類に若干の不備がございまして、一旦不受理となっておりました。従って契約はまだ成立致しておりません。そうした場合、直ちにご連絡を差し上げて再申

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   epilogue or bonus track  THE DAY AFTER     (終章 あるいは おまけ  その翌日) 彼はひとり芝の上に座っていた。目の前には最後に玻璃と見つめたエメラルドグリーンの海が広がっていた。この海は何十億年も昔に生命体を宿して以来、一体

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 ふたりは今日までいくつの夜をそうして過ごしたのか、ベッドの上で娘は父の腕に抱かれている。父はその手触りを香りを、全てを記憶に刻みつけようと娘を抱きしめる。娘もしがみつくが、娘が刻みつけた記憶はもうすぐ永遠に消えてしまう。「気を失うほど恥ず

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「けど、けどさ、正直、悔しいよ。悲しいよ。玻璃がぼくの・・・・」 彼の堤防が決壊しそうになる。彼は堤防を守るために、言葉を差し替えて続ける。「玻璃がぼくのそばにずっといてくれたら、ハリウッドデビューさせて大儲けしようと思ってたのに。ほら硫黄

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 ドアフォンが鳴ったとき、父は立ち上がってドアに向かい、玻璃は立ち上がってさりげなく死角に入った。 開栓もテイスティングも断り、彼はドアの前でワゴンごと料理を受け取り、サインをしてそそくさとボーイを追い出した。テーブルにワインと料理を並べな

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 それから父は娘と別れ、ひとりでホテルに入った。靴も脱がずにベッドに寝転がる。部屋は過不足なく整っていた。ここが玻璃との最後の場所になる。もうそれはしないでおこうと思っていたが、やはり彼は頭を抱えてしまう。 ドアにノックの音がする。ドアフォ

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「そうだよ。私はお父さんに本当の私を見つけてほしかった。私が誰なのか知ってほしかった。それがたった1日でも」 父には娘の言うことがわからなかった。いや、わかりはした。親子ごっこより本当の親子がいいに決まっている。ただ、それがたった1日だけと

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長い間うちの家を見守ってくれていた裏の大きなクスノキが、土地売却によって切り倒され、名残り惜しくてその切り株をもらってきたのは、2017年6月14日のこと。3年3か月たって、すっかり風格が。そのクスノキにスズメのエサをまいていて、あっ!拡大して

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「終わりって、どうなる? いつ終わる?」 彼の語調が荒れた。玻璃の語調は静かなままだ。「硫黄島で消えたときみたいに、強制送還されるの。つまり消えてしまう」「いつだよ!」「オーダキリカ次第っていうか、私にもよくわからないけど、1日か2日の猶予

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 石垣島で船を降り、「さて何がしたいかな? ここじゃできることも限られてるけど」と父は訊いた。「できたらあんまり人がいないところへ行きたい」と娘は答えた。「それなら打ってつけのスポットがあるよ。ぼくのお気に入りの場所でもあるんだ。ほらあそこ

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 ふたりを見つけて島の人たちが寄ってくる。それは父にではなく娘にだ。「ハリちゃん、おじいのこと忘れるなよ」「ハリちゃん、またおいで」「ハリちゃん元気でね」「ハリちゃん」「ハリちゃん」・・・・。次々に差し出される手を玻璃は白うさぎのように目を

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「お父さん」 桟橋に寝転んだ玻璃が言う。「何?」「鳩間に連れてきてもらってよかった。お父さんが愛した島はすごく素敵だった。私もこの島がどこよりも好き」「よかった。この島もぼくが初めて来た頃とはずいぶん変わった。これからももっと変わっていくと

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今、鳩間は・・・
2020年09月11日14:36

鳩間に行かないまま終わってしまった夏。無性に島の人の声が聞きたくなって、ご機嫌伺い方々、英子さんに電話を入れてみた。連載小説に登場する「啓子さん」のモデルにさせていただいた、鳩間のお母さんだ。船は朝夕2便に減っていて、ほとんど観光客はいない

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 そう言ってから玻璃は声のトーンを変えた。「もしお母さんからのサインを受け取ってたら、正直先にお母さんの方に行ってたと思う。だからきっとお母さんは、私とお父さんを会わせたかったんだよ」 今ではもうはっきりとわかる、目元と眉の雰囲気が玻璃と似

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エリザハンミョウ!
2020年09月10日21:51

夕刊でこんな記事に出会った。あっ!と思い出してくれた方にはビールおごるよ。小説の連載初期、鳥取砂丘でタマが謎のセーラー服美少女を発見する前に、実物は発見できなかったけどその保護区を見つけたエリザハンミョウのこと。責任上調べてみたら、今は14

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 彼の脳裏で大きく割れた氷河の裂け目が、ピタリと動きを止めた。音も消えた。「ファリって、まさか、そんな・・・・」「そのまさかだよ」 彼の頭の中が一瞬真空になった。そんな・・・・。少しずつ空気が入り始めても、何がどうなっているのか、どこでどう

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「智子とぼくの娘だよ。きっととんでもなくすごい女の子になると思う。みんなが振り向くような美人で、頭がよくて陽気でやさしくて、何より、強い子だよ。トンビが鷹だけど」 ぼくは声に悲しみが滲みださないようしながら言った。「そうだね。きっと強い子に

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日本一を歩く
2020年09月08日21:22

初めて天神橋筋商店街を歩いたのはいつのことだっけ?ブログに書いたけど忘れてる。3か月くらい前だったかな?日本一長い商店街を一緒に踏破しようって、そのときぴがしに提案してた。それが今日、実現。スタート地点です。大阪市内でもぼくは南の人間、ぴが

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「ぼくはきみを守りたかった。君を失いたくなかった。でもそこに、生まれてこられなかった赤ん坊のことを含めて考えることはできなかった。消えてしまった命に思いを寄せることはできなかった。正直に言う。そんなこと思いもよらなかったよ。 そのことを君は

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継続は腹囲なり
2020年09月07日14:39

コロナのせいでとにかく時間があるもんで、3月からほとんど毎日、こつこつと続けてきた筋トレとストレッチ。一時は67キロから13キロ落ちました。ちょっと落とし過ぎかと思って少し戻したけど、体脂肪率は15パー前後。腹囲は、お見苦しい画像をすみませ

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 ある日、智子から電話がかかった。会わないまま2週間はたっていたと思う。こんなことになる前にも、2週間かそれ以上会わないことはあったけれど、時間の重さがいつも同じだというわけではない。 智子からの電話は、ぼくには決定的な通告の電話だと感じら

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小さな命だけど
2020年09月06日13:17

なんでこんなところに?炎天下の道路わきに傷ついたひな鳥がいた。カラスだろうか?周囲を見回したが親鳥の姿はない。巣のありそうな木もない。別の鳥が襲って、運ぶ途中に落としたのだろうか?かなり重傷みたいだからもうダメなのかなと思ったけど、ここでは

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 けれども智子はそれを頑なに拒否した。この子の命を人為的に消させはしないと言い張ったのだ。子どもを産んで自分も生きる可能性がゼロでないのなら、私は私の命を賭けて産む、それで私が死ぬことになっても構わないと、涙もなく言った。 それが智子の感覚

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ぼくのおじいちゃん
2020年09月05日16:27

これはぼくのおじいちゃん。ぼくが中学生のときに亡くなったが、画家だった。先日、棚の整理をしていたカッペが見つけてくれた写真だ。「これ、おじいちゃんじゃない?」もちろんカッペは会ったこともないのだ。懐かしいなぁ。幼かったころ、姉とふたりでおじ

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 数日後、検査の結果が出たときにはぼくはふたりに訪れた事態を十分歓迎する気持ちになっていた。ぼくは智子におめでとうと言い、智子もぼくにおめでとうと言った。祝杯を挙げるわけにはいかなかったので、ぼくたちは−ふたりともあまり甘いものは好きではな

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