耐えるペンギン

ここ数日、パートナーの研究友がメルボルンに来ていて
日本に帰る前に
ペンギンを見たいってことで
ビーチ沿いのレストランで夕食して
久々に桟橋の先まで行ってきました。
いつもなら日没後には海から親ペンギンが上がって来て
あちこちで子ペンギンに口移しで餌を与えて
鳴き声も随分とうるさくなるはずなのに
なかなか、海から親ペンギンが現れないのですよ。
で、巣のある岩壁には
産毛をぽやぽやと身体に生やしたペンギンがいて
親の帰りを待っているのに、と思ったわけ。
でも、ちっとも海から親ペンギンが現れないので
ボランティアのひとに「海から親ペンギンが上がってくるんですよね?」
と聞いたら「うーん、今はペンギンは餌を獲りに海に出てないんだよ」
とのお返事。。
「えっ、でも岸壁にいる産毛のペンギンたちは子どもでしょ?」と聞いたら
「ノオー、あれは大人のペンギン。いまは体毛の生え変わる時期で
その間は海に入れなくて餌を獲りに行けないので
お腹一杯餌を貯め込んで一週間から二週間、体毛が生え変わるまで
じっとお腹が空いても耐えている時期なの」だって。
へぇ、知らなかったわぁ、空腹に耐えてるんだ今は。。