生鮭を生食するんじゃねぇ

マロウが住んでいるメルボルンの周囲の人たちには
ベジタリアンやヴィーガンや
毎日ランニングをして　神経質なくらい炭水化物や動物肉を食べない人や
地球と動物に優しいものを食べるのが正しい生き方であると演説する
なんとも、ご立派な人が多いのだが
なのに　なぜ　一見、食にうるさそうなメルボルンの人々は
(おそらく日本のいまどきの人たちも)
生臭いギトギトの養殖生サーモンを「ご馳走として」喜んで食うのであろうか???
ペットフードを餌にして育った鮭モドキの養殖サーモンの
どこが「ご馳走」で「ヘルシー」なの？？
あんなものは　真っ当な江戸前鮨では　決して　鮨ネタにしないし
鮨でもない「回転すし」に生サーモンがあるのは
激安大量養殖できて天然と違って寄生虫いない、というウホホッな生産者側の結果、
そしてカルフォルニアロールみたいな逆輸入の妙な結果なのに
まるで　高級グルメの鮨とは生の魚をそのまま食べるものなんだ、と盲信していたり
だから生の魚を昆布〆とか日本酒に浸けておくとか何の下ごしらえもしないで
刺身もどき・カルパッチョもどきのドレッシングで食べたり、
焼き魚を生焼けのレアでサーブする食事スタイルこそグルメで健康に良いのだ、と
固く信じている人々が多いのには　ほんとうに閉口します。。。
江戸前鮨が　生魚の寄生虫対策として
さまざまに下ごしらえして　酢で〆るなど
生で食べない工夫をしてきた食文化であるのに
正反対の解釈(=生でそのまま魚を食うこと)がグルメ扱いになっているのが現状。。。
でもって、マロウがこの愚痴をグチグチ言えるのは
メルボルンでは、行きつけのヘアサロンの店長だけなのじゃ〜〜。
店長は生粋の北海道出身なので　鮭の食文化背景がしっかりしており
ホームパーティで 生焼けレアの鮭なんか食えるかぁぁ~~!!
激辛塩漬け紅鮭の塩焼きが、食いてぇ~~っ!!
などという話題で　いつも盛り上がるのであります。